第76回ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞(最優秀監督賞)
ホモ・サピエンスの涙
2020年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
アリ・アスター、イニャリトゥ、アロノフスキー…
名匠たちが敬愛する、奇才ロイ・アンダーソン監督5年ぶりの最新作!
監督は、前作『さよなら、人類 』(14)で、第71回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞(グランプリ)に輝き、さらに5年ぶりとなる最新作『ホモ・サピエンスの涙』でも同映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞という快挙を成し遂げた巨匠ロイ・アンダーソン。
CG 全盛のこの時代に CG はほぼ使わず、野外撮影ではなく巨大なスタジオにセットを組み、模型や手描きのマットペイント(背景画)を多用するという、アナログにこだわった手法で傑作を生みだし続けてきた。
動く絵画のような唯一無二の映像美と、独特のユーモアが散りばめられた哲学的な世界観が絶賛され、『散歩する惑星 』(00)、『愛おしき隣人 』(07)、『さよなら、人類』(14)とカンヌやヴェネチアなど各国の映画祭で受賞を重ねてきた。
映画ファンを熱狂させてきただけでなく、アリ・アスター(『ミッドサマー 』)、アレハンドロ・G・イニャリトゥ(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、ダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン 』)など名だたる映画監督たちも、敬愛する監督にロイ・アンダーソンの名を挙げている。
映像の魔術師が、この時代を生きる全人類(ホモ・サピエンス)に贈る――。
愛と希望を込めた映像詩。
『ホモ・サピエンスの涙』で描かれるのは、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇。映像の魔術師ロイ・アンダーソン監督が構図・色彩・美術と細部まで徹底的にこだわり、全33シーンすべてをワンシーンワンカットで撮影した。圧倒の映像美にのせて「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードを彷彿とさせるナレーションが物語へと誘う。
この世に絶望し、信じるものを失った牧師。戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル……悲しみは永遠のように感じられるが、長くは続かない。これから愛に出会う青年。陽気な音楽にあわせて踊るティーンエイジャー……幸せはほんの一瞬でも、永遠に心に残り続ける――。人類には愛がある、希望がある。だから、悲劇に負けずに生きていける。
悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類の姿を万華鏡のように映し出した本作を、「観た誰もが、この映画を愛おしく思うだろう」(Cineuropa)、「精巧で完璧!この映画は、人類の<幸福のための闘い>について描いた、悲劇的な絵画の集合体だ」(Little White Lies)と海外メディアも絶賛!この時代を生きる全人類“ホモ・サピエンス”が観るべき傑作が、遂に日本に上陸する。
- 分厚い画集のページを一枚一枚丁寧にめくるように広がっていく映像世界。
曇り空のような灰色で描かれた悲劇の画たちは、時に希望で色づいているかのように美しく見えた。 ――吉田ユニさん(アートディレクター) - 寂しくて哀しいとき、
何度も読み返せるよう手元に置いておきたくなる、まるで絵本のような映画。
私たちの瞳から零れる水は、やさしく、つめたく、心地よいと信じたくなる。
――枝優花さん(映画監督/写真家) - なにかを失った人、絶望した人……、
彼らはすぐそばにいる誰か、そしてわたしたちなのかもしれない。
哀しくて奇妙なのに、すべてが愛おしくなる不思議な映画。
――柴崎友香さん(小説家) - 我々が普段SNSで目にしている日常の前後に起きているであろう、いわば「のりしろ」の部分が淡々と続く76分に、むしろそんな「のりしろ」こそが人生であり、人間らしさであり、眩しく美しいものだと気づかせてくれる、鳥たちの群れ。
――ふかわりょうさん(タレント)
- 坂本九の「明日があるさ」を思い出した。
一歩踏み出せずに、幸せが訪れない人々を通して、
「でも、僕たちは今を生きてて、明日がある」と気づかせてくれるのだ。
――奥山大史さん(映画監督) - ロイ・アンダーソンの画面では、あらゆるものに等しく居場所が与えられる。
雲に覆われた暗い空、くすんだ街、淡い光に包まれた室内、さえない人物。
要らないものは何もない。それを見つめる私たちの妄想も含めて。
――小野正嗣さん(作家) - 悩んだり、トラブルに見舞われたり、つかの間の幸せに浸ったり……人間の移ろいゆく姿が神の視点で変換されたかのように愛おしいです。 観る側もいつの間にか俯瞰して神目線に……。 達観するためには人間を「ホモ・サピエンス」と呼ぶことからはじめたいです。 ――辛酸なめ子さん(漫画家/コラムニスト)
- 人生ってほとんど地味な瞬間の積み重ねだと思っています。でも、その地味な瞬間を切り取ると、嬉しかったり、物悲しかったり、ものすごく悲劇的だったりその逆だったりと、それぞれに表情があります。 人生は地味だけどドラマチックなものなんだな、と再確認できる作品でした。 ――星野概念さん(精神科医など)
- まるで完璧なタブローのような、ジオラマのような人工的な風景をバックに人が動き出す時、そこからこぼれてくるのは人生の不条理、哀愁、侘しさ。
でもそれが不思議とコミカルで、何だか愛おしい。
――山崎まどかさん(コラムニスト)
驚愕!徹底的に手作りにこだわったロイ・アンダーソン新作誕生の舞台裏!/メイキング映像
監督・脚本:ロイ・アンダーソン(『散歩する惑星』『さよなら、人類』) 撮影:ゲルゲイ・パロス
2019年/スウェーデン=ドイツ=ノルウェー/カラー/76分/ビスタ/
英題:ABOUT ENDLESSNESS/原題:OM DET OANDLIGA
後援:スウェーデン大使館 提供:ビターズ・エンド、スタイルジャム 配給:ビターズ・エンド
© Studio 24
2020年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
- 監督:ロイ・アンダーソン
- 出演:ホルガー・アンダーソン, ニルス・ウェストブロム
- 発売日:2016/3/2
- おすすめ度:
- Amazon で詳細を見る
- Amazonビデオで観る
- 監督:ロイ・アンダーソン
- 出演:ジェシカ・ランバーグ, エリザベート・ヘランダー, ビヨルン・イングランド, レイフ・ラーソン, オリー・オルソン
- 発売日:2008/11/28
- おすすめ度:
- Amazon で詳細を見る
- Amazonビデオで観る
第76回ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞(最優秀監督賞)
ホモ・サピエンスの涙
2020年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
アリ・アスター、イニャリトゥ、アロノフスキー…
名匠たちが敬愛する、奇才ロイ・アンダーソン監督5年ぶりの最新作!
監督は、前作『さよなら、人類 』(14)で、第71回ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞(グランプリ)に輝き、さらに5年ぶりとなる最新作『ホモ・サピエンスの涙』でも同映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)受賞という快挙を成し遂げた巨匠ロイ・アンダーソン。
CG 全盛のこの時代に CG はほぼ使わず、野外撮影ではなく巨大なスタジオにセットを組み、模型や手描きのマットペイント(背景画)を多用するという、アナログにこだわった手法で傑作を生みだし続けてきた。
動く絵画のような唯一無二の映像美と、独特のユーモアが散りばめられた哲学的な世界観が絶賛され、『散歩する惑星 』(00)、『愛おしき隣人 』(07)、『さよなら、人類』(14)とカンヌやヴェネチアなど各国の映画祭で受賞を重ねてきた。
映画ファンを熱狂させてきただけでなく、アリ・アスター(『ミッドサマー 』)、アレハンドロ・G・イニャリトゥ(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』)、ダーレン・アロノフスキー(『ブラック・スワン 』)など名だたる映画監督たちも、敬愛する監督にロイ・アンダーソンの名を挙げている。
映像の魔術師が、この時代を生きる全人類(ホモ・サピエンス)に贈る――。
愛と希望を込めた映像詩。
『ホモ・サピエンスの涙』で描かれるのは、時代も性別も年齢も異なる人々が織りなす悲喜劇。映像の魔術師ロイ・アンダーソン監督が構図・色彩・美術と細部まで徹底的にこだわり、全33シーンすべてをワンシーンワンカットで撮影した。圧倒の映像美にのせて「千夜一夜物語」の語り手シェヘラザードを彷彿とさせるナレーションが物語へと誘う。
この世に絶望し、信じるものを失った牧師。戦禍に見舞われた街を上空から眺めるカップル……悲しみは永遠のように感じられるが、長くは続かない。これから愛に出会う青年。陽気な音楽にあわせて踊るティーンエイジャー……幸せはほんの一瞬でも、永遠に心に残り続ける――。人類には愛がある、希望がある。だから、悲劇に負けずに生きていける。
悲しみと喜びを繰り返してきた不器用で愛おしい人類の姿を万華鏡のように映し出した本作を、「観た誰もが、この映画を愛おしく思うだろう」(Cineuropa)、「精巧で完璧!この映画は、人類の<幸福のための闘い>について描いた、悲劇的な絵画の集合体だ」(Little White Lies)と海外メディアも絶賛!この時代を生きる全人類“ホモ・サピエンス”が観るべき傑作が、遂に日本に上陸する。
- 分厚い画集のページを一枚一枚丁寧にめくるように広がっていく映像世界。
曇り空のような灰色で描かれた悲劇の画たちは、時に希望で色づいているかのように美しく見えた。 ――吉田ユニさん(アートディレクター) - 寂しくて哀しいとき、
何度も読み返せるよう手元に置いておきたくなる、まるで絵本のような映画。
私たちの瞳から零れる水は、やさしく、つめたく、心地よいと信じたくなる。
――枝優花さん(映画監督/写真家) - なにかを失った人、絶望した人……、
彼らはすぐそばにいる誰か、そしてわたしたちなのかもしれない。
哀しくて奇妙なのに、すべてが愛おしくなる不思議な映画。
――柴崎友香さん(小説家) - 我々が普段SNSで目にしている日常の前後に起きているであろう、いわば「のりしろ」の部分が淡々と続く76分に、むしろそんな「のりしろ」こそが人生であり、人間らしさであり、眩しく美しいものだと気づかせてくれる、鳥たちの群れ。
――ふかわりょうさん(タレント)
- 坂本九の「明日があるさ」を思い出した。
一歩踏み出せずに、幸せが訪れない人々を通して、
「でも、僕たちは今を生きてて、明日がある」と気づかせてくれるのだ。
――奥山大史さん(映画監督) - ロイ・アンダーソンの画面では、あらゆるものに等しく居場所が与えられる。
雲に覆われた暗い空、くすんだ街、淡い光に包まれた室内、さえない人物。
要らないものは何もない。それを見つめる私たちの妄想も含めて。
――小野正嗣さん(作家) - 悩んだり、トラブルに見舞われたり、つかの間の幸せに浸ったり……人間の移ろいゆく姿が神の視点で変換されたかのように愛おしいです。 観る側もいつの間にか俯瞰して神目線に……。 達観するためには人間を「ホモ・サピエンス」と呼ぶことからはじめたいです。 ――辛酸なめ子さん(漫画家/コラムニスト)
- 人生ってほとんど地味な瞬間の積み重ねだと思っています。でも、その地味な瞬間を切り取ると、嬉しかったり、物悲しかったり、ものすごく悲劇的だったりその逆だったりと、それぞれに表情があります。 人生は地味だけどドラマチックなものなんだな、と再確認できる作品でした。 ――星野概念さん(精神科医など)
- まるで完璧なタブローのような、ジオラマのような人工的な風景をバックに人が動き出す時、そこからこぼれてくるのは人生の不条理、哀愁、侘しさ。
でもそれが不思議とコミカルで、何だか愛おしい。
――山崎まどかさん(コラムニスト)
驚愕!徹底的に手作りにこだわったロイ・アンダーソン新作誕生の舞台裏!/メイキング映像
ロイ・アンダーソン監督が新作『ホモ・サピエンスの涙』を語る。別タイトル案は「私、トマトの方がいい」だった…!?
監督・脚本:ロイ・アンダーソン(『散歩する惑星』『さよなら、人類』) 撮影:ゲルゲイ・パロス
2019年/スウェーデン=ドイツ=ノルウェー/カラー/76分/ビスタ/
英題:ABOUT ENDLESSNESS/原題:OM DET OANDLIGA
後援:スウェーデン大使館 提供:ビターズ・エンド、スタイルジャム 配給:ビターズ・エンド
© Studio 24
2020年11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、
新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー!
- 監督:ロイ・アンダーソン
- 出演:ホルガー・アンダーソン, ニルス・ウェストブロム
- 発売日:2016/3/2
- おすすめ度:
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- Amazonビデオで観る
- 監督:ロイ・アンダーソン
- 出演:ジェシカ・ランバーグ, エリザベート・ヘランダー, ビヨルン・イングランド, レイフ・ラーソン, オリー・オルソン
- 発売日:2008/11/28
- おすすめ度:
- Amazon で詳細を見る
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