第 72 回カンヌ国際映画祭監督週間正式出品作品
2020 年ユッシ賞(フィンランド・アカデミー賞) 主演男優賞他 6 部⾨受賞!
ブレスレス
その瞬間だけ、⽣きられる。
⽩夜の街ヘルシンキで⽣まれた、いちばん切ない純愛。
2020年12月11日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷
他全国順次ロードショー!
失くした果てに溺れる刹那な痛み。
北欧から届いた、呼吸も⽌まるくらいに美しい愛と再⽣の物語。
不慮の事故により突然妻を失った外科医のユハ。彼は、妻を救えなかったという⾃責の念から、毎⽇を無気⼒で死んだように過ごしていた。⼗数年後、ふと迷い込んだ SM クラブ。そこには、ボンデージ⾐裳に⾝を包んだドミナトリクスのモナがいた。客と間違えられたユハは、そこで思いもかけない体験をする。⾸を締められ酸⽋状態の中、⽬の前に現れた映像は妻の死の直前の姿。この先に妻がいる。僅かながらも⽣きる糧を⾒つけたユハは、その⽇を境に、モナの元に通いはじめる。次第に内に秘めた衝動を抑えられなくなり、少しづつ仕事や私⽣活にも⽀障をきたしていく。ユハの求めるプレイは激しさを増し、2 ⼈はさらに危険な領域へと踏み込んでいく――。
2019年のカンヌ国際映画祭監督週間で上映され、その斬新なストーリーと卓越した演出⼒、完成された映像美で多くの観客に衝撃と感動を与えたフィンランド映画「ブレスレス」。研ぎ澄まされた映像で、⽣と死の狭間で⽣きる 2 ⼈の極限の愛を描き出した本作は、カンヌ映画祭を筆頭に、世界各国の映画祭、そして本国フィンランドのアカデミー賞にあたるユッシ賞で 6 部⾨受賞するなど⾼い評価を受けた。
監督は、ユッカペッカ・ヴァルケアパー。光や⾊調の息をのむ映像と、⽣と死の世界を時間や⾳で表現する繊細な演出で、美しい愛と再⽣の物語を⾒事に描き出す。主演のユハに、ペッカ・ストラング。ドミナトリクス(⼥性の⽀配者)として⽣き、ユハとともに更なる危険な愛の領域へと⾜を踏み⼊れることになるモナを演じるのはクリスタ・コソネン。
本編映像――失意の外科医が犬になる!
イロナ・フッタ,ヤニ・ヴォラネン,オーナ・アイロラ,アイリス・アンティラ,エステル・ガイスレロヴァー
監督・脚本:ユッカペッカ・ヴァルケアパー『2⼈だけの世界』
プロデューサー:アレクシ・バルディ,ヘレン・ヴィノグラードフ
撮影:ピエタリ・ペルトラ 美術:カイサ・マキネン ⾳楽:ミハル・ネイテク
2019 年/フィンランド/105 分/カラー/スコープサイズ/原題:DOGS DONʼT WEAR PANTS
提供:クロックワークス 配給:ミッドシップ 宣伝:ミラクルヴォイス © Helsinki-filmi Oy 2019