アメリカで記録的な人気を獲得したベストセラー小説を、『トワイライト』シリーズで人気の俳優ロバート・パティンソンと、『ウォーク・ザ・ライン／君につづく道』でアカデミー主演女優賞を獲得したリーズ・ウィザースプーン共演で映画化した『恋人たちのパレード』公開を記念して特製クリアファイルを3名様にプレゼントします。

ご希望の方は、『恋人たちのパレードクリアファイル』(メールでご応募の場合は件名)と、「お名前・ご住所・電話番号 ・年齢」を明記の上、こちらのこちらのアドレスか、メールフォームからご応募下さい。
◆応募締め切り：2012年3月11日（日）応募受付分
※応募者多数の場合は抽選となります。
◆公式サイト：http://video.foxjapan.com/koipare/
註）ご提供いただいた個人情報は、本プレゼント以外の目的では一切使用いたしません。また、個人情報そのものも招待状発送後一週間で破棄します。当選者の発表は、招待状の発送をもってかえさせていただきます。なお、当選に関するお問合せへの回答はいたしかねます。予めご了承下さい。

遥か昔、突然すべてを失い運命に導かれるようにサーカスの列車に飛び乗った青年は、サーカスで自分の居場所を見つけていくと同時に、一座の美貌の花形スターに恋をする。彼女との仲は一頭の象を通して次第に深まっていくが、彼女にはサーカス団の団長という夫がいた。彼女を夫の支配下から解放したいと願う青年は思い切った行動に出る。
1930年代、大恐慌時代のアメリカを背景にしたサラ・グルーエンのベストセラー小説「サーカス象に水を」は2006年に出版されるや大反響を呼び、12週間にわたって「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラー・リストに掲載された。作者が「男女の恋愛、家族愛、そして人と動物との愛など、あらゆる愛の姿を描いた物語」と語るこの小説を、多くの一流アーティストのミュージックビデオを手がけてきたフランシス・ローレンスが映画化。原作の味わいをそのままに、エレガントな時代のサーカスの世界を完璧に再現してみせた。
主演は『トワイライト』シリーズで魅力的なヴァンパイアを演じて、世界中の女性を虜にしたイギリス出身の俳優ロバート・パティンソンと、『ウォーク・ザ・ライン／君につづく道』のアカデミー賞 女優リーズ・ウィザースプーン。ロバート・パティンソンは新しい世界で成長していく青年を見事に演じて監督の期待に応えた。リーズ・ウィザースプーンはサーカスのスターである光と、夫の支配を受ける影の部分を安定した演技で見せる。彼らが、華やかなサーカスの舞台裏で危険な恋を繰り広げていく。

◆ベストセラー小説を効果的に脚色

2006年に出版されたサラ・グルーエンの「サーカス象に水を」は、12週にわたり「ニューヨーク・タイムズ」のベストセラー・リストに掲載され、ペーパーバックになっても衰えない人気を誇った作品。それを『フィッシャー・キング』（91）等で知られる脚本家リチャード・ラグラヴェネーズが脚色した。彼は原作を大胆に改編。それは、動物の調教師を務めるマーリーナの夫オーガストと、暴力的で支配的なサーカスのオーナー、アンクル・アルという、原作では二人のキャラクターを映画化にあたって一人のキャラクターとしたことである。また、年老いたジェイコブが彼の経験したことを回想するという形にしたのも、映画オリジナルのアイデアである。この改変について、作者のグルーエンは「脚本に施された変更は素晴らしいものだった」と絶賛している。

◆南カリフォルニアに出現したサーカス小屋

主要なセットはカリフォルニア州ビルに建てられた。ここを拠点とした巨大な製作現場のセットにはメインの大テントだけでなく、見世物用、動物用、踊り子たち“クーチー・ガールズ”のレビュー用、マーリーナ用のテントに加え、さらにいくつかの小さなテントなどが建てられ、一大サーカス村を形成していた。メインの大テントは800人を収容できる観覧席を備え、当時と同じ仕掛け装置が配備された。プロダクション・デザイナーのジャック・フィスクは、当時のサーカスについての数々の書籍と何万もの写真を検証した。フィスクは「キャンバス・テントの古い白黒写真は、美しいタングステンの照明に輝いているからこそ美しかった。でも、同時にカビや汚れ、足跡、草の染みや泥やホコリが見てとれる。それはとてもリアルでいい感じに見えた。それが私たちのサーカスが目指していたものだった」と振り返る。

◆体重約4トンの主役・象のタイ

経営危機の瀕したサーカス一座の救世主として連れて来られる象のロージー。このロージーを演じているのが42歳のメス象のタイだ。彼女はこれまでに数々の映画に出演してきた“ベテラン俳優”である。リーズ・ウィザースプーンは撮影開始の3ヶ月前からタイを相手に訓練を受け、象の鼻に足をかけて背中によじのぼるといった芸を学んだ。ロバート・パティンソンもタイが好きなおやつを手にして、しばしば彼女とじゃれ合うなどして意思の疎通を図るようにしていたという。彼は「映画ではロージーの振る舞いがあまりにも魅惑的なので、キャラクターたちが彼女と接する機会が増えてゆく。実際にも僕はタイと共演することでまったく同じように感じた。僕は、とても優雅で注意深い、これほど大きな動物のそばにいたことがなかった」と語っている。

◆きらびやかな夢の世界を具現化した衣装デザイン

コスチューム・デザイナーのジャクリーン・ウェストは、大恐慌時代の華やかなサーカスと大テントの外にある世界との大きな落差を作り出すことに心を砕いた。マーリーナと夫オーガストを含む主要キャストの衣装が色に溢れている一方で、背景となる観客は大恐慌に相応しいより抑えた色調の服装をしている。「ほとんどが単色系の群集とは対照的に、サーカス自体を際立たせ、色に溢れ、きらびやかなものにしたかった」というのが、ウェストの意図したところだ。マーリーナの衣装は、ビーズがふんだんに施されたイブニングドレスや、パッチワークでつないだヴィンテージのアンティークの布から作られたパレードの衣装など、目を見張るようなゴージャスなものだ。それらは、当時の映画スターが着ていたものや、その時代の本物のサーカスの女性が身に着けていたものに基づいている。