新作情報

昼下がり、ローマの恋

http://hirusagari-roma.com/

2012年2月18日(土)より、シネスイッチ銀座他にて全国順次公開

INTRODUCTION

いつでも心に“ときめき”を。
ローマで始まる、大人の恋の物語。新しい毎日が輝き出す――

昼下がり、ローマの恋1珠玉の芸術と遺跡が彩る“永遠の都”ローマ。そんなローマのとあるアパートに暮らす住人が織りなす恋模様を趣のあるタッチで綴った『昼下がり、ローマの恋』は、“ときめき”を感じることの素晴らしさを謳った大人のロマンティック・ラブ・ストーリーだ。
誰かを愛することは、人生を愛すること。ときめく心は誰にとっても、人生に潤いと張りを与え、毎日を生まれ変わらせてくれる――。その喜悦こそが人生を謳歌する秘訣だと指南してくれる本作で描かれるのは、世代の違う男女が繰り広げる3つの恋の物語である。なかでも、7年前に心臓移植手術を受け、新しいハート(心臓)を手に入れた元歴史学教授エイドリアンが、思いもよらぬ出会いを得て、第2の人生を歩むことを決意する姿を味わい深く描いたエピソードには、何歳になっても「諦めずに、自分の気持ちに素直になって生きることが、いかに“人生”を豊かにし、輝かせるか」という実に前向きなメッセージがあり、観る者をほんわか幸せな気分にしてくれるに違いない。
舞台となるのは、本作の監督ジョヴァンニ・ヴェロネージが生まれ育ったトスカーナ州プラートの小さな村と、世界遺産が点在する首都ローマ。葡萄とオリーブの木々が交互に広がる丘の素晴らしい景観を満喫できるトスカーナでは、狭い路地をカラフルで可愛いオート三輪車でレースを行うシーンや純朴な地元住人との交流シーンが実に楽しく、日没時の景勝で有名なティレニア海の砂浜で戯れるシーンは息を呑むほど美しい。世界屈指の観光地であるローマでは、光さす街並みや石畳、遺跡など見どころが多く、聖母マリア昇天祭(8月15日)の盛大な花火をテラスで眺めるシーンはうっとりするほどロマンティックだ。また、アパートの屋上や緑あふれる中庭での語らい、エスプレッソやジェラート、ワインを陽気に楽しむ姿など、イタリアの庶民生活が垣間見れるシーンが多いのも本作の大きな魅力となっている。

大人気シリーズの最新作だからこそ実現した、
ロバート・デ・ニーロとモニカ・ベルッチの豪華共演!

昼下がり、ローマの恋2ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督の『イタリア的、恋愛マニュアル』(05)、『モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル』(V・07)は本国のみならず、ヨーロッパ中で大ヒットを記録したイタリアの国民的な恋愛映画シリーズである。その待望の第3弾となる本作において、豪華2大スターの顔合わせが実現した。
ニューヨーク生まれのイタリア系アメリカ人であるハリウッドの名優ロバート・デ・ニーロは、これまでにもベルナルド・ベルトルッチ監督の『1900年』(76)、セルジオ・レオーネ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)など、イタリアが他国と合作した映画への出演経験はあるが、『昼下がり、ローマの恋』は彼の記念すべき“純然たるイタリア映画”初出演作となった。これはシリーズ前2作の絶大なる人気があってこそ実現したキャスティングで、デ・ニーロにとっても実に久々の恋愛映画である。
独り身でローマに移り住み、同世代の友人オーグストの娘ビオラと恋に落ちてしまうアメリカ人の元歴史学教授エイドリアン役で登場するデ・ニーロは、流暢なイタリア語を披露し、役柄のお茶目でユーモラスな側面を絶妙に演じて魅せている。その相手役を務めるモニカ・ベルッチは、“イタリアの宝石”と称され、国際的に活躍するグラマラスなイタリア女優。アパートの管理人の娘で、心に傷を抱えてフランスから戻り、秘密を吐露するビオラを好演した彼女にとって、本作は『モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル』に引き続いてのシリーズ出演作となる。
共演陣にもイタリア映画界を代表する人気俳優、演技派俳優が集結した。ロベルト役は『あしたのパスタはアルデンテ』(10)『輝ける青春』『マイ・ブラザー』(07)で知られる若手No.1スター、リッカルド・スカマルチョ。ファビオ役は監督としても活躍し、「恋愛マニュアル」シリーズ前2作にも出演した名優カルロ・ヴェルドーネ。オーグストは『シチリア!シチリア!』(09)『題名のない子守唄』(06)『ビッグ・ビジネス』(08)のベテラン俳優ミケーレ・プラチドが演じている。

MESSAGE

ジョヴァンニ・ヴェロネージ監督の言葉

恋愛は何万通りものストーリーを書ける題材だ。この映画に含まれている三つの章(映画の中で小さな映画のように構成されている三つの物語のことなんだけど)はひとつひとつが繋がりながら、それぞれの世代ごとに独身の主人公のセンチメンタルな人生を語っている。彼らが経験した、あるいは経験しようとしている恋愛や心情をね。

その中でも“青年の恋”が僕のオススメで、それは僕自身と重なり合う部分があるからなんだ。僕が生まれ育った場所が舞台となっていて、僕自身の人生を特徴づける出来事について語っている。基本的な内容はこんな感じさ。子供の時代を過ぎて大人になれると思うと、いつも何かが起こってその歩みが止まり昔に引き戻されてしまう。まるで“若さ”の部分が自分にへばりついて、いつまでも離れないかのように。これが主人公に起こることで、きっと実際に多くの人にも起こっていることだと思う。

二つめの話は僕たちの生活と密接に繋がっている。なぜなら、僕らの生きる社会は虚言癖のある人で溢れているからだ。例えるなら、自分のひとつ隣のご近所さんだってそうかもしれない。ストーキングもありふれた行為になっている。この物語では、主人公はある“見落とし”(と呼んでおこう)によって全てを失い虚言の餌食となり、その結果、どん底に落ちてしまうんだ。僕が指摘したいのは、カルロ・ヴェルドーネが演じたファビオ・レンズーロというキャラクターは、”commedia all'italiana”(※往年のイタリア式コメディのジャンル)によく登場する「後悔する臆病者」の典型例だということだ。

そして三つめはより年上の世代についてで、70歳を過ぎた人が尚も新しい人生を歩めるということを描いた物語だ。考えてみると、1970年代の終わりでは60歳でもお年寄りと見なされていたのにね。この物語では、ロバート・デ・ニーロがいつもの彼とは違う甘くてやさしい役を実に見事に演じていて、このキャラクターは僕らを映す鏡なんだけど、「年寄りを更に通り越した男」(彼のことをこう表現するのが好きなんだ)が、新しい心臓の移植のお陰であらゆる意味で人生を再スタートさせる。心臓は、人と人との間の愛情と象徴的に繋がっている器官だ。こうして彼に愛がもたらされて、新しい人生が始まるんだ。もちろんその心臓もいつかは鼓動を止め、愛は終わりを迎える…これは遺された人たちにとっての問題だけどね。

ジョヴァンニ・ヴェロネージ

C R E D I T
キャスト
エイドリアン:ロバート・デ・ニーロ ビオラ:モニカ・ベルッチ
ファビオ:カルロ・ヴェルドーネ ロベルト:リッカルド・スカマルチョ オーグスト:ミケーレ・プラチド ミコル:ラウラ・キアッティ
エリアナ:ドナテッラ・フィノッキアーロ サラ:ヴァレリア・ソラリーノ 恋のキューピット(タクシー運転手)ヴィットリオ・エマヌエーレ・プロピツィオ
スタッフ
監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ 原案・脚本:ジョヴァンニ・ヴェロネージ、ウーゴ・キーティ、アンドレア・アニェーロ
撮影:ターニ・カネヴァリ セットデザイナー:ルカ・メルリーニ 衣装:ジェンマ・マスカーニ
メイクアップ&ヘア:パオラ・ガウディオソ、マッシモ・ガウディオソ 編集:パトリツィオ・マローネ
エグゼクティブ・プロデューサー: マウリツィオ・アマティ プロデューサー:アウレリオ・デ・ラウレンティス、ルイジ・デ・ラウレンティス
2011年/イタリア/イタリア語/35㎜/カラー/126分/ヴィスタ/ドルビーSRD/原題:Manuale d'am3re 日本語字幕:佐藤真紀 提供:コムストック・グループ、アルシネテラン 配給:アルシネテラン 宣伝:アステア
©2011 FILMAURO Srl
http://hirusagari-roma.com/

2012年2月18日(土)より、シネスイッチ銀座他にて全国順次公開

未来世紀ブラジル/Blu-ray
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  • 監督:テリー・ギリアム
  • 出演:ジョナサン・プライス, ロバート・デ・ニーロ, キム・グライスト, マイケル・ペリン
  • 発売日:2012/02/03
  • おすすめ度:おすすめ度4.5
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モニカ・ベルッチの恋愛マニュアル [DVD]
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  • 監督:ジョヴァンニ・ヴェロネージ
  • 出演:モニカ・ベルッチ, カルロ・ヴェルドーネ, リッカルド・スカマルチョ, アントニオ・アルバネージ
  • 発売日:2010/05/28
  • おすすめ度:おすすめ度5.0
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2012/02/16/20:58 | トラックバック (0)
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