あかぼし
人気声優、朴璐美(ぱくろみ)が脚本に惚れ込み、ファン待望の実写初主演!!
夜明けの空。消えてゆく星たち。輝く最後のひとつの星 ─ あかぼし ─
『 僕がいなくなったことも、神様からの試練だって、そう思うの? 』
熱狂的な支持を受け続けるカリスマ人気声優 ・朴璐美、待望の初主演実写映画!
心のバランスを崩し、カルト宗教にのめり込んでゆくシングルマザー役に体当たりで挑む!!
“現代を生きる子供”とは? “家族の絆”とは?
2013年8月3日(土)より、新宿K’s シネマにてレイトショー!!
東京郊外、親子
父、母、息子の三人のありふれた日常
2012年10月、東京国際映画祭・日本映画ある視点部門に出品された、一本のインディペンデント映画が大きな反響を巻き起こしていた。前売りチケットは異例の早さで完売。自主制作映画のレベルを超えたクオリティ、役者の演技は、国内外の映画関係者から高く評価された。新鋭・吉野竜平監督の初長編作品『あかぼし』である。
その『あかぼし』が遂に、2013年8月3日より、新宿K’sシネマでレイトショー公開!!夫の失踪をきっかけに、人間不信となり、新興宗教にのめり込んでゆく母親と、そんな母親にそっと寄り添い、見守り続ける息子の物語。
母親役を演じるのは、『鋼の錬金術師』『∀ガンダム』『NANA』など、第一線で活躍し、熱狂的なファンを持つ実力派声優、朴璐美。自主制作映画にも関わらず、脚本に惚れ込み、初めて実写映画に主演した彼女の熱演は、“カリスマ声優、朴璐美”とは違った印象を観る者の心に焼きつけるだろう──。
東京郊外のベッドタウンに暮らす園部佳子(38/朴璐美)と、小学五年生の息子、保(11/亜蓮)。佳子の夫は半年前、忽然と二人の前から蒸発していた。不安定な精神状態で暮らしていた佳子はある日、街で新興宗教の勧誘を受け、衝動的に入信してしまう。“しるべの星”と名乗る教団に居場所を見つけた佳子は、次第に心のバランスを取り戻してゆく。
住宅地の家々を訪ねる勧誘活動を始めた佳子と保。新しい信者獲得の成績が上がるにつれ、更に宗教活動にのめり込んでゆく佳子。一方、学校で宗教活動のことがバレた保には、熾烈なイジメが始まる。そんな中起こった不幸な出来事に、佳子の心の平安は再び大きく崩れ去る。
トラブルを起こし、教団を追い出される母。それでも、それが本能であるかのように、常軌を逸した母に寄り添い続ける息子。しかし、教団で出会った同じ境遇の少女が保に囁く『ねえ、一緒に家出しようよ』揺れる保の心。母と子の絆は、次第に音を立てて軋み始める……
2013年8月3日(土)より、新宿K’s シネマにてレイトショー!!
監督:吉野 竜平
“子供は無邪気で、自由で、思いのまま生きている無垢な存在である”。
“子供”に対する、世間一般のイメージといえば、こんなものではないだろうか?
しかし、皆さんにも自分が子供だった頃のことを思い返してみていただきたい。
果たしてそんなに“子供らしい”子供時代を送りましたか?
親に褒めてほしいがために、笑顔を向けてほしいがために、子供なりに気遣いと痩せ
我慢をして、“いい子”を演じていたことはありませんか?
固い絆。無償の愛。
確かに素晴らしいし、かけがえの無いものである。
が、それらは別の視点から見れば、“親子”や“家族”といった関係性が知らず知らずのうちに、人に“いい人”であることを強制している、絶大な力を持つ観念、暗黙の了解……それらが美化されたものだとは言えないだろうか?
そんな絆にがんじがらめにされて、感情を押し殺し、自分を犠牲にしている子供たちがいる……。
今に始まった問題ではないが、大人になりきれない大人が増えているといわれる昨今、
大人になれない親のために、心をすり減らし、自分を犠牲にしている子供たちが増えていることは想像に難くない……。
この作品は、決して親と子の絆を否定するものではない。
ましてや、特定の宗教や団体を批判しようなどという意図は決して無い。
希望に満ちたハッピーエンドとは言えないけれど、観てくれた方がそれぞれ、ラストに保(息子)が下した決断について、その理由を子供の頃の自分と照らし合わせて考え、そして、自分の子供はもちろん、家族、友人、恋人、道ですれ違う人など、周りの人に優しく接したくなるような、そんな、人との関係を見直すきっかけになるような作品であればいいと思う。
監督・脚本・編集・製作:吉野竜平
撮影監督:平井英二郎・井上塁 録音:藤原菜摘 音楽:佐藤みえこ 美術:羽成聡美
ヘアメイク:TamA 劇中アニメ:山崎賢 合成:神部達也
助監督:小島夏実・糸川潤・久保田辰也・藤井健
出演:朴璐美(園部佳子) / 亜蓮(園部保)
Vlada(カノン) / 鯨井和幸(林貞一) / 藤井かほり(林清美) / 大林佳奈子(望月)
吉川琴海(望月・娘) / 四條久美子(睦) / 宮野薫(三木) / 小坂智也(康太) / 千葉美紅(真樹)
吉見一豊(社員) / 石塚理恵(同僚) / 中條サエ子(同僚) / 石田誠二(大倉)
2013 / 日本 / 135min / カラー / ビスタサイズ(16:9) / ステレオ / 配給:エネサイ
http://akaboshi-movie.com/
2013年8月3日(土)より、新宿K’s シネマにてレイトショー!!
- 監督:アキ・カウリスマキ
- 出演:アンドレ・ウィルム(声:大塚芳忠), カティ・オウティネン(声:田中敦子), ジャン=ピエール・ダルッサン, ジャン=ピエール・レオー, ブロンダン・ミゲル(声:朴璐美)
- 発売日:2013/01/16 おすすめ度:
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