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~大林宣彦、吉田大八らのトーク登壇決定~
CM界出身映画監督のCM&映画を企画上映!

一般社団法人コミュニティシネマセンター「映像アート・マネージャー養成講座」2013年度優秀修了企画
「映画とCMの『境目/さかいめ』にある未来」

時代に沿って、変化する映画界とCM界。その二つには、何があって、何がないのか――。CMディレクター出身である映画監督、大林宣彦・市川準・吉田大八・中村佳代・中江和仁。彼らにスポットを当て、それぞれの長編及び短編映画作品と代表CM作品を上映し、映画とCMの間にある相違点や共通点=『境目/さかいめ』を観客個々が観て聞いて探り、二つの『境目』から見えてくる未来を感じることができる上映イベントが開催される。

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2014年12月6日(土)、渋谷ユーロスペースにて開催

詳細
■タイトル: 一般社団法人コミュニティシネマセンター「映像アート・マネージャー養成講座」2013年度優秀修了企画 「映画とCMの『境目/さかいめ』にある未来」
■日時: 2014年12月6日(土) 開場10:30 開演11:00(終演22:55予定)
■会場: 渋谷ユーロスペース(渋谷区円山町 1‐5 KINOHAUS 3F)
■タイムテーブル: ※5人の監督の代表 CM 集 5~10分/トークショー30分
  • 11:00-12:30【1】
    Complex=微熱の玻璃あるいは悲しい饒舌ワルツに乗って葬列の散歩道』(14分)
    EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』(38分)
    5人の監督の代表CM集+大林宣彦トーク <対談役:樋口尚文>
  • 13:00-14:30【2】『HOUSE/ハウス』(88分)
  • 14:50-16:40【3】『ひもかわラプソディ』(30分)、KIRINJI PV『進水式』(5分30秒)、『アジサイ』(5分)、『パーマネント ランド』(30分)
    5人の監督の代表CM集+中村佳代×中江和仁トーク <対談役:樋口尚文>
  • 17:00-19:50【4】『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(112分) 『吉田大八監督 初期短篇作品』(作品は決定次第、HP等で発表)
    5人の監督の代表CM集+吉田大八トーク <対談役:樋口尚文>
  • 20:20-22:55【5】『漂流姫』(46分)、『東京マリーゴールド』(97分) ※関連CM上映、10分休憩あり
■チケット: 11月13日(木)より上映劇場窓口にて発売(Peatix 先行WEB チケット発売中)
【1】~【5】各プログラム別チケット ※各プログラムとも料金共通・入替制
前売・学生 各1,200円/当日 各1,400円
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2014年12月6日(土)、渋谷ユーロスペースにて開催

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  • 監督:大林宣彦
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  • おすすめ度:おすすめ度5.0
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  • 発売日:2014/07/04
  • おすすめ度:おすすめ度3.5
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上映タイトル一覧
大林宣彦監督作品
Complex=微熱の玻璃あるいは悲しい饒舌ワルツに乗って葬列の散歩道』( 1964 / 14分 )
出演:岡美行、川多美子、羽生杏子、加藤衛、石崎仁一
ストップモーションを多用したショートムービー。1964年、新宿紀伊国屋ホールの開館イベントとして大林監督自ら企画した「60秒フィルムフェスティバル」にて上映。それを見た電通プロデューサーに誘われCM界に入る契機となった。
EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』( 1966 / 38分 )
ロジェ・バディムの吸血鬼映画『血とバラ』に捧げた16ミリ自主映画。大胆かつ斬新な手法を数多く使用。“ヴァディムのドラキュラ”や“マカロニウエスタン”などを登場させ、よりエンターテイメントに近づけながら一つのストーリーの中に結晶させている。全国の大学の5分の3で上映され、アメリカでも上映された。
HOUSE/ハウス』( 1977 / 88分 ) 出演:池上季美子、大場久美子、尾崎紀世彦、南田洋子ほか
大林宣彦初の商業映画作品。羽臼(ハウス)屋敷を舞台に、7人の美少女が夏休みを屋敷で過ごそうとするも、実は屋敷は人を喰らう妖怪で、少女達は屋敷の餌食にされていく。ブラックユーモアを織りまぜて描くオカルト映画。
大林宣彦 1938年広島県生まれ。『EMOTION=伝説の午後・いつか見たドラキュラ』が、画廊・ホール・大学を中心に上映され高い評価を得る。テレビコマーシャルの草創期にはチャールズ・ブロンソンの「マンダム」ほか、外国人スターを多く起用。作品数は2000本を超える。1977年『HOUSE/ハウス』で商業映画に進出。同年、ブルーリボン新人賞を受賞。『転校生』(82)『時をかける少女』(83)『さびしんぼう』(85)の“尾道三部作”のほか、『青春デンデケデケデケ』(92)で文化庁優秀映画作品賞、『SADA』でベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞、『理由』(04)で日本映画批評家大賞・監督賞ほか受賞。2004年春の紫綬褒章、2009年秋の旭日小綬章受章。最新作 『野のなななのか』が全国順次公開中。
吉田大八監督作品
初期短編作品(作品は決定次第、HP等で発表)
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』( 2007 / 112分 ) 出演:佐藤江梨子、佐津川愛美、永作博美、永瀬正敏ほか 映画監督長編デビュー作。脚本も吉田監督自らが担当。原作者は、劇作家で演出の本谷有希子。自意識と自己愛にみちたヒロインを取り巻く陰鬱な人間模様を、アイロニカルに描き出す。
吉田大八 1963年生まれ、鹿児島県出身。CMディレクターとして国内外の広告賞を受賞する。2007年『腑抜 けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画監督デビュー。第60 回カンヌ国際映画祭の批評家週間部門に招待され話題となる。その後の監督作として『クヒオ大佐』(09)、『パーマネント野ばら』(10)。『桐島、部活やめるってよ』(12)で日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞受賞。最新作『紙の月』が2014年11月15日公開。
中村佳代監督作品
ひもかわラプソディ』( 2014 / 25分 )
音楽:KIRINJI 出演:永山智啓、猪俣ユキ、かせきさいだぁ、オダギリジョー、もたいまさこ
監督の故郷である桐生ロケで撮影した最新短編映画。「ひもかわ」とは、桐生名産の幅の広いうどんのこと。KIRINJIが、主人公の男の心からにじみ出るような、美しくクールかつエモーショナルな楽曲を制作していることでも話題。
進水式』 ( KIRINJI 2014 / 5分30秒 )
短編映画「ひもかわラプソディ」の主題歌のミュージックビデオ。同映画のキャストも出演し、映画の続編のようなストーリーとなっている。クライマックスで KIRINJIメンバー全員が船の甲板で歌う堂々たる場面は、6人編成により生まれ変わったバンドの、新たな船出をアピールする清々しいシーンとなっている。
中村佳代 群馬県桐生市出身。日本大学芸術学部映画学科卒。CM制作会社「ピラミッドフィルム」を出産を機に卒業し、フリーランスの映像ディレクターに。手がけたCMは、ドコモ「広末涼子ポケベルはじめる」、大鵬薬品「チオビタ」など多数。KIRINJI、曽我部恵一、カジヒデキPVなどの音楽関係の仕事も多い。2011年、映画「東京オアシス」オムニバスの1話目「トウコとナガノの高速でのはなし」で映画監督デビュー。
中江和仁監督作品
アジサイ』( 2011 / 5分 ) 出演:上村梓、高橋卓郎、いながわかおり
不治の病で入院中の久子の元へ同級生だった康彦やめぐみが見舞いにやってくる。しかし、彼らの本当の目的は別にあった。そこで久子は小さな嘘をつく。それが、思いもよらぬ形で人間の残酷さを浮かび上がらせていく。「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2011」ワークショップ作品。
パーマネント ランド』( 2011 / 30分 ) 出演:佐藤貢三、喜多道枝、春木みさよ、古川慎、森下能幸ほか
NPO法人映像産業振興機構が企画する文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2011」製作実地研修完成作品。山奥の寒村にすむ母親と移住を説得にきた息子の葛藤の物語。バンクーバー国際映画祭出品、ニューポートビーチ映画祭出品。
中江和仁 1981年滋賀県生まれ。2005年、武蔵野美術大学卒業後、東北新社を経て、株式サン・アドに入社。大学で自主映画を撮り始め、サントリー烏龍茶シリーズ、西島秀俊のローソン、中谷美紀や真木よう子のメルサボンなどのCMや、ハンバートハンバートのPVなどを監督。一方で、2011年に文化庁若手映画作家育成プロジェクトに選考され、35mmフィルムで映画『パーマネント ランド』を制作した。CM制作と並行してインデペンデント映画を作り続けている。
市川準監督作品
漂流姫』( 1986/46分 ) 出演:斉藤由貴、品川徹、鈴木理江子、大塚周夫ほか
斉藤由貴のイメージビデオ作品。オール香港ロケによる異国情緒溢れる画づくリ、アクションシーンなど、後の市川作品と比べてみると挑戦的な内容。しかし、アイドル斉藤由貴の言葉を封じ、“全てを映像で語る”市川準の基本姿勢は、本作においても顕著に現れている。
東京マリーゴールド』( 2001/ 97分 ) 出演:田中麗奈・樹木希林・小澤征悦・斉藤陽一郎ほか
味の素 ほんだし発売30周年記念映画。当時、ほんだしのCM に出演していた田中麗奈と樹木希林を主演に、林真理子の短編小説を、同CM 監督の市川準が映画化。CM と同じチームで製作、劇中にCM 撮影シーンが登場など、随所に市川監督のCM への想いを窺わせる。
市川準 1948年東京生まれ。1975年にCM 制作会社(株)キャップに入社。その後フリーとなり、1984年市川準事務所を設立。CM 演出家として「禁煙パイポ」「NTT カエルコール」「金鳥タンスにゴン」「三井のリハウス」「ヤクルトタフマン」「サントリーオールド」など数多くのCM を演出。1985年にはカンヌ国際広告映画祭で金賞受賞。CM 界の第一線で活躍を続ける中、1987年に映画監督としての第一作「BU・SU」を発表。以降、「会社物語」「病院で死ぬということ」「東京夜曲」などを手掛け国内外で高い評価を得る。2005年「トニー滝谷」でロカルノ国際映画祭審査員特別賞をはじめ多くの賞を受賞。2008年9月19日、自主制作映画「buy a suit スーツを買う」の編集を終え急逝。

2014年12月6日(土)、渋谷ユーロスペースにて開催

2014/11/18/19:03 | トラックバック (0)
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