本年度アカデミー賞 国際長編映画賞ノミネート作品
『サラエボの花』 ヤスミラ・ジュバニッチ監督最新作
アイダよ、何処へ?
2021年9月17日(金)より Bunkamura ル・シネマ、
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、他 全国順次公開
1995 年、夏。戦後欧州最悪の悲劇「スレブレニツァ・ジェノサイド」
事件の全貌、そして家族を守ろうとした一人の女性の運命とは?
ボスニア紛争末期の 1995 年 7 月 11 日、ボスニア東部の町スレブレニツァがセルビア人勢力の侵攻によって陥落。避難場所を求める 2 万人の市民が、町の外れにある国連施設に殺到した。国連保護軍の通訳として働くアイダは、夫と二人の息子を強引に施設内に招き入れるが、町を支配したムラディッチ将軍率いるセルビア人勢力は、国連軍との合意を一方的に破り、避難民の“移送”とおぞましい処刑を開始する。愛する家族と同胞たちの命を守るため、アイダはあらゆる手を尽くそうと施設の内外を奔走するが――。
わずか四半世紀前のボスニアで何が起こったのか?戦後ヨーロッパで最悪の悲劇となった集団虐殺事件「スレブレニツァの虐殺」。1995 年 7 月、ほんの数日間のうちに約 8000 人ものボシュニャク人(イスラム教徒)が殺害された惨劇の悪夢のような真実に真正面から迫った衝撃作。綿密なリサーチに基づき<ジェノサイド=集団虐殺>というセンシティブなテーマに取り組んだのは、多感な十代の時にボスニア紛争を生き抜き、『サラエボの花 』『サラエボ、希望の街角 』などをはじめ故郷ボスニアの紛争の傷跡を描き続けている女性監督ヤスミラ・ジュバニッチ。
2020 年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品、2021 年 BAFTA 英国アカデミー賞監督賞・非英語作品賞に W ノミネート、2020 年ロッテルダム国際映画祭観客賞受賞、2021 年インディペンデント・スピリット・アワード国際映画部門ノミネート、2021 年ヨーテボリ映画祭最優秀外国語映画賞受賞の他、国際映画祭・賞レースで受賞を重ね、『ノー・マンズ・ランド』(ダニス・タノヴィッチ監督作)以来 19 年ぶりにボスニア映画としてアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた本作は、ジュバニッチ監督の最高傑作との呼び声も高く、大手映画批評サイトのロッテントマトでは 100%フレッシュ(9 月 14 日現在)を獲得するなど、絶賛を博している。
出演:ヤスナ・ジュリチッチ、イズディン・バイロヴィッチ
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ|オーストリア|ルーマニア|オランダ|ドイツ|ポーランド|フランス|ノルウェー|トルコ合作 映画/ボスニア語・セルビア語・英語他/2020 年/101 分/原題:Quo Vadis, Aida?
© 2020 Deblokada / coop99 filmproduktion / Digital Cube / N279 / Razor Film /Extreme Emotions / Indie Prod / Tordenfilm / TRT / ZDF arte
提供:ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム
2021年9月17日(金)より Bunkamura ル・シネマ、
ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、他 全国順次公開
- 監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
- 出演:ミリャナ・カラノビッチ, ルナ・ミヨビッチ, レオン・ルチェフ, ケナン・チャティチ
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- 監督:ヤスミラ・ジュバニッチ
- 出演:ズリンカ・ツヴィテシッチ, レオン・ルチェフ, ミリャナ・カラノヴィッチ, エルミン・ブラヴォ, マリヤ・ケーン
- 発売日:2011/9/2
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