岩瀬 亮 (俳優)
映画『ひと夏のファンタジア』について【1/6】
公式サイト 公式twitter 公式Facebook
2016年6月25日(土)よりユーロスペース(東京)にてレイトショー、
7月2日(土)よりシネ・ヌーヴォ(大阪)、シネマスコーレ(名古屋)、7月9日(土)より横浜シネマリン(神奈川)にてロードショー!以降、全国順次公開予定(群馬・シネマテークたかさき他)
韓国の俊英、チャン・ゴンジェ監督が、河瀨直美監督のプロデュースのもと、奈良県五條市で撮影した『ひと夏のファンタジア』が、いよいよ日本で公開される。五條にシナリオ・ハンティングにやってきた映画監督が町のお年寄りなどにインタビューをするドキュメンタリー・タッチの第1章と、そんな人々の記憶をみずみずしい恋愛映画へと結実させた第2章からなるファンタジーは、郷愁と切ない感情を呼び覚まさせ、先に公開された韓国ではインディペンデント作品ながら異例の大ヒットを記録。儚い一瞬を捉えようとするチャン監督の演出と、感情の揺れを繊細に掬い取るキム・セビョクと岩瀬亮の透明な演技に、不思議で幸福な映画体験を味わってほしい。『イエローキッド』で注目を浴び、本作出演を機にまた活動の幅を広げるに違いない岩瀬亮さんにお話をうかがった。 (取材:深谷直子)
岩瀬 亮 1980年生まれ。茨城県出身。早稲田大学卒。2005年より「ポツドール」「ハイバイ」「サンプル」などの劇団公演に多く出演。本作出演後、韓国映画『最悪の一日』(16/キム・ジョングァン監督)にもキャスティングされ、海外にも進出を果たす。主な出演作:映画『イエローキッド』(10/真利子哲也監督)、『バクマン。』(15/大根仁監督)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16/真利子哲也監督)ほか。舞台「ポンポン お前の自意識に小刻みに振りたくなるんだポンポン」(ハイバイ)、「愛の渦」(ポツドール)、「撫で撫で」(劇団宝船)、「正しい教室」、「幕末太陽傳」ほか多数。テレビドラマ「相棒ten」(EX)、「東京スカーレット」(TBS)、「HERO」(CX)ほか。 公式サイト
Story ”夢の映画”をめぐる、ささやかな恋と無限の映画の物語。
第1章 韓国から奈良県五條市にシナリオ・ハンティングにやってきた映画監督のテフン。彼は日本語を話す助手のミジョンと共に、観光課の職員・武田の案内で町を訪ね歩く。古い喫茶店、廃校、一人暮らしの老人の家……インタビューを通し、寂れゆく町にも人々の営みを感じたテフンは、旅の最後の夜に不思議な夢を見る。目覚めたとき、窓の外には花火があがっていた……。
第2章 韓国から奈良にやってきた若い女性ヘジョン。彼女は五條市の観光案内所で知り合った柿農家の青年・友助と共に、五條の古い町を歩き始める。“ひとりになる時間が必要だった”と話す彼女に、友助は徐々に惹かれるようになり……。
Story ”夢の映画”をめぐる、ささやかな恋と無限の映画の物語。
第1章 韓国から奈良県五條市にシナリオ・ハンティングにやってきた映画監督のテフン。彼は日本語を話す助手のミジョンと共に、観光課の職員・武田の案内で町を訪ね歩く。古い喫茶店、廃校、一人暮らしの老人の家……インタビューを通し、寂れゆく町にも人々の営みを感じたテフンは、旅の最後の夜に不思議な夢を見る。目覚めたとき、窓の外には花火があがっていた……。
第2章 韓国から奈良にやってきた若い女性ヘジョン。彼女は五條市の観光案内所で知り合った柿農家の青年・友助と共に、五條の古い町を歩き始める。“ひとりになる時間が必要だった”と話す彼女に、友助は徐々に惹かれるようになり……。
――岩瀬さんはチャン・ゴンジェ監督と以前から交流があったとのことですね。
岩瀬 出演した『イエローキッド』(10)が全州国際映画祭に招待された際に、真利子哲也監督と一緒に全州に行って、そこで真利子監督がチャン監督を紹介してくれました。真利子監督はその前にバンクーバー国際映画祭でチャン監督と知り合って友達になっていて、紹介してもらって僕もすごく仲よくなって(笑)。
――(笑)。みなさんとてもフレンドリーなんですね。
岩瀬 多分チャン監督がものすごく壁のない人なんだと思います。
――岩瀬さんが韓国に行くときにはチャン監督の家に泊めてもらうそうですね。
岩瀬 そうですね。逆に監督が日本に来るときには僕の家に泊まったりもしています。
――すごく気が合うようですね。チャン監督は、昨年来日した際に「岩瀬さんとは日本語でも英語でもない不思議な言葉で会話している」とおっしゃっていて、なんだか面白いなあと。
岩瀬 一応僕の認識では英語で会話しているつもりなんですけど(苦笑)。二人とも英語がそんなに上手じゃなくて、そのレベルが同じぐらいなんですよね。簡単な単語で話していて、そこに日本語と韓国語の単語とかも混ざっちゃうので、確かによく分からない言語になっているかもしれないです。
――お二人で演技についてのお話もされるとのことですが、そういう中で俳優と監督として一緒に仕事をしたいというようなお話もされていたのですか?
岩瀬 「一緒に仕事をしたいね」という話はちょこちょこしていました。それを監督はすごく現実的に考えてくれていたみたいで、今回日本で撮ることが決まった時点で「役が合えば出てほしい」ということを言われました。すごく嬉しかったです。「こんなに早く叶うのか」と意外な気もしました。
ひと夏のファンタジア 2014 / DCP / 96分 / 日本・韓国
監督・脚本:チャン・ゴンジェ プロデューサー:河瀨 直美、チャン・ゴンジェ
出演:キム・セビョク、岩瀬 亮、イム・ヒョングク、康 すおん
製作:NPO法人なら国際映画祭実行委員会・MOCUSHURA
配給:「ひと夏のファンタジア」プロジェクト2014-2016 © Nara International Film Festival+MOCUSHURA
公式サイト 公式twitter 公式Facebook2016年6月25日(土)よりユーロスペース(東京)にてレイトショー、
監督・脚本:チャン・ゴンジェ プロデューサー:河瀨 直美、チャン・ゴンジェ
出演:キム・セビョク、岩瀬 亮、イム・ヒョングク、康 すおん
製作:NPO法人なら国際映画祭実行委員会・MOCUSHURA
配給:「ひと夏のファンタジア」プロジェクト2014-2016 © Nara International Film Festival+MOCUSHURA
公式サイト 公式twitter 公式Facebook