膳場岳人 (港 岳彦)/PROFILE

1974年生。脚本家/フリーライター。

専修学校日本映画学校ドキュメンタリー演出コース卒。


98年『僕がこの街で死んだことなんかあの人は知らない』で大伴昌司賞受賞。
05年『ちゃんこ』(山田耕大さんと共同脚本)で脚本家デビュー。2008年、第4回ピンクシナリオコンクールに『イサク』で入選。『イサク』は、いまおかしんじ監督の手で映画化され、『獣の交わり 天使とやる』のタイトルで、2008年2月27日から全国成人映画館で順次公開予定。

ZINE『映画時代』(https://eiga-jidai.seesaa.net/)同人

他に、『映画芸術』(編集プロダクション映芸)、『spotted701』(SPOTTED PRODUCTIONS)に執筆。

また、膳場岳人名義で『Modern Freaks』(ワイレア出版)『パンドラ』(講談社BOX)『ロック画報』(ブルース・インター・アクションズ)『月刊宝島』(宝島社)『架空世界の悪党図鑑』(講談社)『女優 林由美香』(洋泉社)等に執筆。

INTROでの『港岳彦』名義の執筆記事一覧はこちらを参照。

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過去記事一覧

マイ・ボディガード

『マイ・ボディガード』(2004 / アメリカ / トニー・スコット ) Text By 膳場 岳人  トニー・スコットである。『トップガン』で大ヒットを飛ばし、トム・クルーズをハリウッドのスターダムに据えた実力者だ。『ビバリーヒルズ・コップ2』でお洒落な映像美に執着して、前作の泥臭さを愛していたフ... 続きを読む

2005/04/30/19:52 | トラックバック (0)

たまもの

林由美香を愛するすべての人に、賜物 /Text By 膳場 岳人  堤防に一人腰掛けて、お弁当を広げた女がいる。その前に、郵便配達員のバイクがきて止まる。配達員が場を離れた時、バイクは風に煽られて転倒する。散らばった手紙や葉書を拾ってあげる女に向かって、戻ってきた局員は罵声を浴びせかける。彼... 続きを読む

2005/04/30/19:47 | トラックバック (1)

犬猫

『犬猫』(2004 / 日本 / 井口奈己) Text By 膳場 岳人  「学生映画みたいだなあ」という、まるで誉め言葉にならない思いを抱きながら見始めた。すべてのカットから、「本番!」の掛け声のもと、現場スタッフが息を潜めて役者の演技を見守っている姿が想像されるような、妙な緊張感が伝わってくる。... 続きを読む

2005/04/30/19:44 | トラックバック (0)

リバイバル・ブルース

『リバイバル・ブルース』(2003 / カナダ=日 / クロード・ガニオン) Text By 膳場 岳人  粒子の粗いフレームの中で、内藤剛志、奥田瑛二、桃井かおりという、日本が誇るベテラン演技陣が即興合戦を繰り広げる。厳密な演出ルールの存在しない空間に放り出されても、熟練した演技者である彼らは落ち... 続きを読む

2005/04/30/19:30 | トラックバック (0)

ヴィレッジ

『ヴィレッジ』(04/米/M・ナイト・シャマラン) Text By 膳場 岳人  先の読めない、謎めいた物語を追いかけるうち、それまでの世界観がひっくり返るような事実に直面し、やがてその事実の背景を知って深い哀しみに包まれ、最後には美しい希望の光がそっと胸に射し込んでくる――。この映画でシャマラン監... 続きを読む

2005/04/30/19:25 | トラックバック (0)

MASK DE 41

『MASK DE 41』(01/日/村本天志) Text By 膳場 岳人  この映画の脚本を書いた百恵紳之助こと足立紳は、筆者とINTROを共に立ち上げた仲間であり、遡れば10年以上も前に通っていた映画学校の同級生でもある。そんな男がシナリオを書いた映画を、客観的に見ることなどできるはずもない。誉... 続きを読む

2005/04/30/19:21 | トラックバック (1)

風音

『風音』(2004/日/東陽一) Text By 膳場 岳人  沖縄の海に面した崖の中腹に風葬場があり、こめかみに銃創の跡が残る髑髏が置いてある。海からの強い風がこめかみの穴を通り抜けるとき、悲鳴にも似た音が島中に響き渡る。島の人々は畏敬を込めてそれを「風音」と呼んだ――。  このきわだったイメージ... 続きを読む

2005/04/30/19:17 | トラックバック (0)

ドリーマーズ

『ドリーマーズ』(03/英=払=伊/ベルナルド・ベルトルッチ) Text By 膳場 岳人  老境に差し掛かった「巨匠」が、若者たちの自由なセックスを微笑みとともに描き切った青春映画である。ここには密室での多彩な情事があり、近親相姦と同性愛とが身近に横たわり、「エロティシズムとは死にいたるまでの云々... 続きを読む

2005/04/30/19:10 | トラックバック (0)

アメリカン・スプレンダー

『アメリカン・スプレンダー』(04/米/シャリ・スプリンガー・バーマン&ロバート・プルチーニ) Text By 膳場 岳人  クリーブランドの病院で書類係をしながら、自分を取り巻く日常を脚本にしたため、『アメリカン・スプレンダー』というコミックに仕立て上げたハービー・ピーカー。作画を担当したのが、サ... 続きを読む

2005/04/30/19:05 | トラックバック (2)

デイ・アフター・トゥモロー

『デイ・アフター・トゥモロー』(04/米/ローランド・エメリッヒ) Text By 膳場 岳人 北半球全体が三日坊主の氷河期に突入する、という天変地異によって、人類(というかアメリカ人)は絶滅の危機に瀕する。ワシントンにいた気候学者のデニス・クエイドは、滞在先のニューヨークで消息を絶った息子、ジェイ... 続きを読む

2005/04/30/19:00 | トラックバック (0)

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