第88回アカデミー賞®作品賞&脚本賞 堂々のW受賞!
スポットライト 世紀のスクープ
2016年4月15日(金)、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開
ボストン・グローブ紙の《スポットライト》チームが、巨大な権力を相手に記者生命を懸けて正義を貫いた、衝撃の実話!
2002年1月、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」の一面に全米を震撼させる記事が掲載された。地元ボストンの数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。1,000人以上が被害を受けたとされるその許されざる罪は、なぜ長年にわたって黙殺されてきたのか。この世界中を驚かせた"世紀のスクープ"の内幕を取材に当たった新聞記者の目線で克明に描き、アカデミー賞6部門(作品賞/監督賞/助演男優賞/助演女優賞/脚本賞/編集賞)にノミネートされる(作品賞&脚本賞を受賞)など、名実ともに全米で絶賛を博す社会派ドラマ、それが『スポットライト 世紀のスクープ』である。
実在の物語を緊迫感にあふれる、スリリングなドラマに仕立てたのは『扉をたたく人』で注目を集め、2015年に『靴職人と魔法のミシン』が日本でもスマッシュヒットを記録したトム・マッカーシー監督。真実を追求する記者に、アカデミー賞受賞作『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』での演技が絶賛されたマイケル・キートン、『フォックスキャッチャー』でアカデミー助演男優賞にノミネートされたマーク・ラファロ、レイチェル・マクアダムス(『アバウト・タイム~愛おしい時間について』)などの豪華な面々が配されている。
本作は、このジャンルの金字塔というべき名作『大統領の陰謀』を彷彿とさせる生粋の“ジャーナリスト映画”でもある。虐待被害者の生々しい証言に心揺さぶられたチームの皆が、元少年たちの悲痛な叫びを世に知らしめようと、寸暇を惜しんで奔走する様を力強く描出。"間違っていることは間違っている"と報じたい、"正しいことは正しい"と表明できる社会でありたい、ただその一心で、立ちはだかる権力と対峙しながらも記者魂を貫く彼らの姿は爽快ですらあり、閉塞した現代を生きる観客の共感を誘うことだろう。《スポットライト》が報じたこの調査報道は、2003年に栄えあるピューリッツァー賞(公益部門)を受賞している。
2001年の夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロンが着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーのバロンは、地元出身の誰もがタブー視するカトリック教会の権威にひるまず、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄《スポットライト》を手がける4人の記者たち。デスクのウォルター“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて9.11同時多発テロ発生による一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続けるのだった……。
脚本:トム・マッカーシー,ジョシュ・シンガー 撮影:マサノブ・タカヤナギ 編集:トム・マカードル
出演:マーク・ラファロ,マイケル・キートン,レイチェル・マクアダムス,
スタンリー・トゥッチ,リーヴ・シュレイバー ほか
2015年/アメリカ/英語/128分/原題:SPOTLIGHT/日本語字幕:齋藤敦子
提供:バップ、ロングライド 配給:ロングライド
Photo by Kerry Hayes © 2015 SPOTLIGHT FILM, LLC
2016年4月15日(金)、TOHOシネマズ みゆき座ほか全国公開
- 監督:アラン・J・パクラ
- 出演: ロバート・レッドフォード, ダスティン・ホフマン, ジェーソン・ロバーズ, ジャック・ウォーデン, ハル・ホルブルック
- 発売日:2011/04/21
- おすすめ度:
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