アカデミー賞® 脚本賞 受賞! 作品賞含む5部門ノミネート
ゴールデン・グローブ賞4部門ノミネート
英国アカデミー賞 英国作品賞/最優秀脚本賞 受賞、作品賞ノミネート
プロミシング・ヤング・ウーマン
©Universal Pictures
2021年7月16日(金)TOHO シネマズ 日比谷&シネクイント
ほか全国公開!
旬でワイルド!
甘いキャンディに包まれた猛毒が全身を駆け巡る、
復讐エンターテインメント
30歳を目前にしたキャシー(キャリー・マリガン)は、ある事件によって医大を中退し、今やカフェの店員として平凡な毎日を送っている。その一方、夜ごとバーやクラブにひとりで繰り出し、泥酔したフリをして、自らに課したミッションを遂行していた。ある日、大学時代のクラスメートで現在は小児科医となったライアン(ボー・バーナム)がカフェを訪れる。この偶然の再会こそが、キャシーに恋ごころを目覚めさせ、同時に地獄のような悪夢へと連れ戻す。そして、キャシーの親友の未来を奪った悲惨な事件に関わったすべての者への復讐心をも覚醒させることになる……。
キャリー・マリガンが新境地を開拓!
劇中で進化し続ける主人公の多面性に、目が離せない!
本作では、プロミシング・ヤング・ウーマン…“前途有望な若い女性”だった主人公キャシーを演じたキャシー・マリガンが、辛い過去と向き合い哀しみ・怒り・絶望を見事に表現している。劇中で進化し続けるキャシーというキャラクターをマルチフェイスに表現し、新境地を開拓した彼女の演技は、批評家たちから「キャリア最高の演技」と絶賛され、多くの賞を獲得している。
自身の演技に対する強い信念を持ち、演技派女優としての地位を確固たるものにしてきた彼女は、本作に対する心境を次のように話す。「私はいつも、他の人がその役を演じているのを想像して納得できれば、自分は演じません。でも今回は、自分以外の俳優がキャシーを演じると思うと不安と怒りがこみ上げてきました」。さらに、本作の脚本を一読し、その場でエメラルド・フェネル監督に「この役を演じたいと本当に思っている。でもエージェントにはまだ話してないの」と伝えたといい、監督の気が変わる前にどうしても契約を結びたかったと明かす。「本作を観れば、数え切れないほどの感情を味わうことができる」と彼女自身が太鼓判を押せるのも、“キャシー役は自分にしか演じることができない”という彼女の揺るぎない信念があればこそなのだろう。
©2020 Focus Features
2021年、93回を数える米・アカデミー賞®において、様々なメガ作品を抑え、脚本賞を受賞するなど大きな話題に!
監督は、ロマンティック・コメディと復讐劇を融合させた独創的な自身の脚本で、長編デビューを飾ったエメラルド・フェネル。米・アカデミー賞®において、監督&脚本賞のダブルノミネートを果たし、脚本賞を見事に受賞した。
ジャンルレスな本作は、多くの観客の共感を獲得しつつ、激しい論争を巻き起こしている。その理由は、女VS男という対立構造の中でどちらかを断罪して終わるのではなく、社会に蔓延るジェンダーバイアスを浮き彫りにしているから。彼女の落とし前の矛先は“ナイスガイ”だけに留まらず、“同調圧力オンナ&女だからとわきまえる女”へも向けられ、痛烈に批判する。好きか嫌いかを超えたその先に、私たちが何を見出すのか、まずは本作を目撃してほしい。