1989年のデビュー以来、一貫してインディーズにこだわり映画を撮り続けてきた名監督、ハル・ハートリー。 2018年の『ヘンリー・フール・トリロジー 』 BOXセット化を皮切りに、自身のフィルモグラフィーの復刻プロジェクトをクラウドファンディングによって成功させてきた。監督の個人事務所がソフトを製作し、日本語字幕まで付けてリリースするという過去に例のないやり方も注目を集めた。そしてこの度、プロジェクトの完結編となる最後のBOXセットのクラウドファンディングを開始。開始からわずか24時間で、目標額7万ドルの62％以上を達成するというロケットスタートを切った。

本BOXセットに収録されるのは、『愛・アマチュア』（1994）、『FLIRT／フラート』（1995）、『はなしかわって』（2011）、ハートリー監督がベルリン時代に製作した短編4本（「Accomplice」「Adventure」「A/Muse」「Apologies」、いずれも2010年作品）、メイキングドキュメンタリー2本（「Professional Amateur」「The Everyday」）、ルイ・アンドリーセンとコラボしたオペラ『La Commedia』のメイキングドキュメンタリー「Implied Harmonies」（2010）となる。

Kickstarter https://www.kickstarter.com/projects/260302407/flirt-amateur-and-meanwhile-boxed-set

ハル・ハートリー監督コメント

この新作BOXセットが完成すれば、（現在までの）僕の作品ライブラリーがすべてHD画質でBlu-ray化されます。
統一されたデザインの魅力的なパッケージでお届けします。
BOXセットには、僕がベルリン在住中にDVカメラで撮影した5本の短編シリーズ「Possible Films 2」も収録します。
SD画質からHDに変換し、リミックスとリマスターを施しました。
さらにキャストやスタッフのインタビュー映像を含む『愛・アマチュア』と『はなしかわって』のメイキングドキュメンタリー「Professional Amateur」と「The Everyday」も収録します。
支援者への特典として、サインと通し番号入りの限定BOXも用意しています。
『愛・アマチュア』と『FLIRT／フラート』のシナリオ本や、『Leitmotif』というタイトルの新作CDも用意しました。
どうか今回のプロジェクトを、多くの人と共有し、今後のアップデートにもご注目ください。
これからの30日間、音楽や映像や続報をお伝えすることで、みなさんに楽しんでいただけることを願っています。

ハル・ハートリー