インタビュー
「ほとりの朔子」/深田晃司監督、二階堂ふみ、杉野希妃

深田 晃司 (監督)
二階堂 ふみ (女優)
杉野 希妃 (女優・プロデューサー)
映画「ほとりの朔子」について

公式

2014年1月18日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

深田晃司監督の「ほとりの朔子」は東京国際映画祭の試写が初見だった。観ている間中、とても楽しんだし深田さんが次にこういう作品を撮るとは思わず嬉しい驚きでもあった。映画に脱原発の集まりが出てくるが首相官邸前の脱原発抗議に初めて行ったのは深田さんとだった(2011年初夏に観に行った映画の後の集まりで一緒になり帰る方向も同じで、その日おこなわれた首相官邸前の脱原発抗議に共に行こうと思っていたので一緒に行った)。宣伝も作り手自らがやっていて、その心意気も含めて公開時には是非インタビューしたいと思った。インタビューは深田さんに加えて主演の二階堂ふみさんとプロデューサー&出演の杉野希妃さんも交えて外国人記者クラブの記者会見前に行った。(取材:わたなべりんたろう)
深田 晃司 1980 年生まれ。大学在学中に映画美学校3期フィクション科に入学。2001 年初めての自主制作映画『椅子』を監督、04 年アップリンクファクトリーにて公開される。その後 2 本の自主制作を経て、06 年『ざくろ屋敷』を発表。パリKINOTAYO 映画祭にて新人賞受賞。09 年長編『東京人間喜劇』を発表。同作はローマ国際映画祭、パリシネマ国際映画祭に選出、シネドライヴ 2010 大賞受賞。2010 年『歓待』で東京国際映画祭「ある視点」部門作品賞受賞。2013 年には三重県いなべ市にて地域発信映画『いなべ』を監督した。2005 年より現代口語演劇を掲げる劇団青年団の演出部に所属しながら、映画制作を継続している。
二階堂 ふみ 1994 年沖縄県出身。2009 年、役所広司監督作品『ガマの油』で映画デビュー。2011 年、『劇場版 神聖かまってちゃんロックンロールは鳴り止まないっ』(入江悠監督)で映画初主演。同年、園子温監督『ヒミズ』で、日本人初となるヴェネチア国際映画祭の最優秀新人俳優賞であるマルチェロ・マストロヤンニ賞を受賞。その他の主な出演作は、『悪の教典』(12/三池崇史監督)、『脳男』(13/瀧本智行監督)、『地獄でなぜ悪い』(13/園子温監督)など。独自の存在感と演技力を持つ、今最も注目を集める女優である。2014 年は、『私の男』(熊切和嘉監督)、『渇き。』(中島哲也監督)が公開を控えている。
杉野 希妃 1984 年広島県出身。慶應義塾大学在学中にソウルに留学し、2005 年に韓国で映画デビュー。2010 年に主演兼プロデュースした『歓待』(深田晃司監督)でヨコハマ映画祭の最優秀新人賞等を受賞。2012 年『おだやかな日常』(内田伸輝監督)で沖縄国際映画祭の最優秀ニュークリエーター賞と女優賞、日本映画プロフェッショナル大賞の新進プロデューサー賞を受賞。女優兼プロデューサーとして、多数の作品を世に送り出し、国内外で脚光を浴びる。2011 年に東京国際映画祭で、2013 年に台北映画祭で杉野希妃特集が組まれる。『sala』(和島香太郎監督)、監督兼主演兼プロデュース作『マンガ肉と僕』が公開待機中。

【STORY】大学受験に失敗し、現実逃避中の朔子(二階堂ふみ)。叔母・海希江(鶴田真由)の誘いで、旅行で留守にするというもうひとりの伯母・水帆(渡辺真起子)の家で、夏の終わりの2週間を過ごすことになった。そこで朔子は、海希江の古馴染みの兎吉(古舘寛治)や娘の辰子(杉野希妃)、そして甥の孝史(太賀)と知り合う。小さな街の川辺や海や帰り道で彼らと語り合ううち、朔子と孝史の距離が縮まっていくのだが……。


深田晃司監督深田晃司監督――二階堂さんを主役に選んだ理由は何だったんでしょうか?

深田 ぼくが初めて二階堂さんを認識したのは僕が二階堂さんの出演作『 劇場版 神聖かまってちゃんロックンロールは鳴り止まないっ』を観てです。その後、二階堂さんが僕の前の作品の『歓待』についてインタビューでいろいろ話してくれてたり映画批評を書いてくれているのを知って嬉しいなあと思っていたら多摩映画祭の授賞式で初めてお会いして『その時に次一緒に仕事できるといいですね』というところからスタートして今回の脚本に至っています。

――では『ほとりの朔子』は朔子は二階堂さんに当て書きだったんでしょうか?

深田 はい、当て書きですね。

――その多摩映画祭の授賞式には杉野さんもいたんでしょうか?

杉野 はい、多摩映画祭のパーティの時にわたしも参加をしていて、ふみちゃんといろいろお話をしました。もともと素敵な女優さんだなと思っていましたし『歓待』を気に入ってくれていたのがとても嬉しくて。何よりも、こんなに若いのにメジャーではない映画をみてくれてるということに感心しました。

深田 二階堂さんが映画秘宝に『歓待』のことを書いてくれてるのを見た時に、僕も古舘(寛治)さんも一緒にいたんです。そうしたら特に古舘さんははしゃいでましたよ。『おれ、ベストガイだ!どうしよう!』って(笑)。

二階堂 映画秘宝でベストテンを発表するんですけど、マイベスト女優とマイベストガイてあって二人選ぶんですけどベストガイを古舘さんにしました。

深田 それでまあ、嬉しいと言うよりもはしゃいだという感じですね(笑)。

――作る側から見て現場での二階堂さんはいかがでしたか?

『ほとりの朔子』深田 とはいえ二階堂さんと一緒にお仕事するのは初めてだったので、どんな役者さんなんだろうと緊張しながらというのが最初はありました。でもリハーサルや本読みを何度かやって太賀くんや他の出演者も含めて全然大丈夫だと安心しました。

――二階堂さんは脚本を読んでどう思いましたか?

二階堂 脚本読んでも文と説明書きしかないのと別に何か大きなことが起きる話ではないし、ただただ時間が流れていく、今の時間が流れていく感じの話に思えたんですが、それは現場に入らないと分からない。役者さん一人一人が台詞を声に出したりシーンを作っていくじゃないですか。そこで感じるのは言葉は別に意味を持ってはいないなということを台本を読んだ時よりも現場に入った時にすごい感じました。だけど役者一人一人が持ってくるものであったりとかそのシーンを作り上げていくごとに話がどんどん進んでいくからそれが自然に流れていくからそれに対してすごく心地いい感じがありました。それは台本の力もあるんだろうなとも思いましたし、監督も現場では自由にある程度役者に対して説明はするんですけど『じゃ後はこんな感じで』と全くバチっと決めてというわけではなかったから、ああいう風に自然になったのかなって思います。

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ほとりの朔子 2013年/日本・アメリカ合作
監督・脚本・編集・コプロデューサー:深田晃司 プロデューサー:杉野希妃
脚本:深田晃司 撮影:根岸憲一 音楽:Jo Keita
出演:二階堂ふみ,鶴田真由,太賀,古舘寛治,大竹直,小篠恵奈,杉野希妃
エグゼクティブプロデューサー:小野光輔,足立誠,宮田三清,奥山和由
コエグゼクティブプロデューサー:依田康,田中友梨奈,深澤研,深田洋功,疋田賢司,平野昭宏
アソシエイトプロデューサー:四宮隆史
製作:Sakuko Film Partners 製作・配給・ワールドセールス:和エンタテインメント © sakuko film partners
公式

2014年1月18日(土)より、
シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開

2014/01/16/22:21 | BBS | トラックバック (0)
わたなべりんたろう ,インタビュー
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