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「ゲイでドMの老人」から「ひきこもりのネトゲ廃人」まで、
世界の片隅から社会を見つめる視点で国内外24冠に輝く

偏愛ビジュアリスト
東海林 毅ショートフィルム選

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2019年3月30日(土)~4月5日(金)、池袋シネマ・ロサにてレイトショー

『偏愛ビジュアリスト・東海林 毅ショートフィルム選』ポスター画像 自主映画ながら国内外で10冠に輝く短編映画「老ナルキソス」が話題の東海林毅監督(44)の特集上映が、池袋シネマ・ロサにて開催される。
「老ナルキソス」を筆頭に、【男性性】をテーマにした最新作「ホモソーシャルダンス」、売れないカメラマンとグラビアアイドルの幽霊が寄る辺なく街を彷徨う「ピンぼけシティライツ」、セリフなし・ほぼ全編ゲームのチャット画面で構成されるという“早すぎた傑作” 「23:60」の短編作品4本立て。それぞれに個性的な作品から見えてくる、社会、他者、自分との関係性。時代を先取りした鋭いテーマ選びが注目される東海林監督の初めての特集上映となる。

私たちは知らずにそれぞれの辺境にいて、互いを遠く呼び合っている、
偏ったちっぽけな存在なのだろう。そんな気づきを与えてくれる作品群です。
――文月悠光(詩人)

2019年3月30日(土)~4月5日、池袋シネマ・ロサにてレイトショー

上映タイトル一覧
  • 『老ナルキソス』画像老ナルキソス2017年/21分
    出演:田村泰二郎、高橋里央、佐野弘樹、蒲生映与 ほか 脚本・監督:東海林 毅 プロデューサー:川勝奈穂 音楽:小島ケイタニーラブ 撮影:神田 創 照明:丸山和志 録音:宋 晋瑞 美術:山下修侍 衣装:立山 功 ヘア&メイク:東村忠明
    上海国際クイア映画祭(作品賞・脚本賞)/札幌国際短篇映画祭(国内作品賞・脚本賞)/レインボーリール東京(グランプリ)/山形ムービーフェスティバル(グランプリ・脚本賞)ほか計10冠

    ゲイ老人 × SM あらゆる人に訪れる“老い”や“生と性”の普遍的な悩みを、ゲイでマゾヒストの老人に託して描くラブストーリー。
    ゲイでナルシストの老絵本作家・山崎(田村泰二郎)は老いて自分の姿が醜く衰えゆくことに耐えられない。山崎はある夜、若く美しい男性レオ(高橋里央)に出会う。レオとのプレイ中に倒れた山崎は老いの苦しみを打ち明けるが年若いレオには響かない。自分より醜い相手とならば、と自傷的な行動に走ってしまう山崎だったが…。
  • 『ホモソーシャルダンス』画像ホモソーシャルダンス2019/11分
    出演 :新宅一平、鈴木春香、内田悠一、楊煉、ゼガ、Chris Darvall、皆木正純、吉澤慎吾 脚本・監督:東海林 毅 プロデューサー:川勝奈穂 コレオグラファー:木皮 成 撮影:神田 創 照明:丸山和志 美術監督:山下修侍 衣装デザイン:立山 功 ヘア&メイク:東村忠明、神田朋子 音楽:松浦武臣

    男性社会 × ダンス イケてる男⼦学⽣6人のグループに1人の⼥⼦。このグループに⼊れない気弱で貧相な男⼦が1⼈。彼は彼女にアタックしようとするが、いつも周りに笑われてばかり。しかし、⼥⼦がこの男⼦を傷つけるような拒絶をしたことで、男⼦学⽣グループは、この⼥⼦を敵視し、グループを追い出そうとするようになる。
    ⼀⼈の⼥性をめぐる男たちの反⽬と連帯から浮かび上がる、ミソジニー(⼥性嫌悪)と男性社会の持つホモソーシャリティというテーマを、学園ドラマパートとコンテンポラリーダンスのイメージパートによって表現する問題作!
  • 『ピンぼけシティライツ』画像ピンぼけシティライツ2016/18分
    出演:星能 豊、梅沢 佐季子 ほか 脚本・監督:東海林 毅 音楽:小島ケイタニーラブ 撮影:満若 勇咲 照明:近 守里夫 録音・効果:田中秀樹

    グラドル幽霊 × 自分探し 落ちぶれたカメラマン菊川のもとにある日、水着姿の見知らぬ女の幽霊が現れる。つきまとわれ辟易とする菊川だったが、彼女の正体はかつて自分が撮影した売れないグラビアアイドルの立花えみりだと気付く。同棲相手に家を追い出され寄る辺ない菊川とこの世にもあの世にも行けない立花。居場所のない二人は、夜の東京で本音をぶつけ合う。
    「人、モノ、コト、何かを好きになるというのは良くも悪くもまるで呪いにかかるよう」という監督の発想から、そんな呪いにかかってしまった男と女(ただし幽霊)のおはなしが生まれた。 夜の東京に、NHK「みんなのうた」などで知られる小島ケイタニーラブの音楽がふんわり響く、オフビートなファンタジー作品。
  • 『23:60』画像23:602007年/20分
    出演(声):井口龍太 監督・脚本・アニメーション制作:東海林 毅 音楽:クリストフ シャルル 撮影監督:長野泰隆(J.S.C.) 美術:井上心平

    ネトゲ廃人 × ボーイミーツガール 部屋に引きこもり、ネットゲームの仮想世界に没頭する青年“Qwer”はある日、 所有者を失い廃墟となったエリアで“Ame”という名のアバターと出会う。 そのエリアの所有者が現実世界(リアル)で自殺した、と嬉々として云うAme。 遺書/遺品となったエリアを散策する2人の静かな夜が始まる。
    ネットゲームの世界を舞台にしたチャットログによる会話劇。アバターを介したコミュニケーションがもたらす希薄な肉体感覚、バーチャルな世界の中であるがゆえに際立つ人間の存在と距離感をほぼ全編ゲーム画面で描く意欲作。20代の終わりに実際にネトゲ廃人だったという監督の集大成。

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2019年3月30日(土)~4月5日(金)、池袋シネマ・ロサにてレイトショー

2019/03/16/19:10 | トラックバック (0)
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