気球クラブ、その後
青春は終わるが人生は続く /Text By 膳場 岳人 冒頭、「気球クラブ・うわの空」という集団の中心人物だった村上という男が事故死する。その情報が携帯を通してクラブの元メンバー全員に流布されてゆく。彼らの反応は意外に冷静だ。彼らにとって村上とは「五年前に... 続きを読む
2007/01/16/12:18 | トラックバック (0) | 膳場岳人 ,今週の一本
あるいは裏切りという名の犬
しみじみ思う。人間は哀しい、と。 /Text By 鮫島 サメ子 高年齢の男性客に占拠された劇場でチラッと思い出したのは、夏の終りに観たリメイク版『マイアミ・バイス』。同じ「警官モノ」で、この差。と言っても、演技や作品がどうこうといった高邁な話では... 続きを読む
2007/01/08/13:31 | トラックバック (0) | 鮫島サメ子 ,今週の一本
エラゴン 遺志を継ぐ者
これが噂の中二病かっ!? /Text By 鮫島 サメ子 言うまでもなく、人には向き不向きがある。映画における筆者の不向きは、SF、ホラー、そしてファンタジー。重々わかってんだから見なきゃいいのだが、人間、心が弱ってる時は何をするかわから... 続きを読む
2006/12/25/12:51 | トラックバック (0) | 鮫島サメ子 ,今週の一本
硫黄島からの手紙
「硫黄島からの手紙」評/己が「正義」を生きよ(ネタバレの可能性あり!) 硫黄島の激戦を日米の視点から描いた「硫黄島二部作」の後編である。本作に関してイーストウッドは「日本映画を撮った」と述べたと伝えられているが、作品を観れば誰もがその言... 続きを読む
2006/12/19/18:51 | トラックバック (0) | 仙道勇人 ,今週の一本
武士の一分
みんなで持とう、武士の一分 /Text By 百恵 紳之助 木村拓哉扮する、武士の中ではそれほど身分の高そうもない武士の仕事は毒見役。藩主の食べる飯をその前に食って毒入りかどうかチェックするというお仕事。木村はそんな仕事をやりがいのないものと感じて... 続きを読む
2006/12/11/11:38 | トラックバック (0) | 百恵紳之助 ,今週の一本
イカとクジラ
「イカとクジラ」評/ミニマリズムの心地好い誘い 「イカとクジラ」(原題そのまま)という妙なタイトルが冠された本作は、ウェス・アンダーソンの海洋冒険ファンタジー・コメディ「ライフ・アクアティック」(04)で、共同脚本に名を連ねていたノア・バームバックが監督、脚本した作品である。……と聞くと、... 続きを読む
2006/12/04/19:58 | トラックバック (0) | 仙道勇人 ,今週の一本
サラバンド
世界を明るく照らす光 /Text By 膳場 岳人 (ネタバレの可能性あり!) イングマール・ベルイマンの映画を愛する者にとって至上の秋である。『ファニーとアレクサンデル』(85)で映画界からの引退を表明した彼が、およそ20年ぶりに新作映画を発表... 続きを読む
2006/11/27/11:01 | トラックバック (0) | 膳場岳人 ,今週の一本
虹の女神 Rainbow Song
かわいそすぎる女神 /Text By 百恵 紳之助 私は数名思い浮かべることができる。この映画の上野樹里のような女子を。怒ってはいないのだが、なぜか怒ってるような表情をしていて、男子に対する話し方がすごく素っ気無くて、映画とか漫画とか本が好き... 続きを読む
2006/11/20/21:48 | トラックバック (0) | 百恵紳之助 ,今週の一本
トゥモロー・ワールド
「トゥモロー・ワールド」評/絶望的な未来を貫く現代への祈り 現在の社会に見え隠れしているネガティブな要素を抽出し、それを徹底的に推し進めた社会を描いた作品を、一般に「ディストピアもの」と呼ぶ。「天国の口、終わりの楽園」(01)、「ハリー・... 続きを読む
2006/11/14/16:50 | トラックバック (0) | 仙道勇人 ,今週の一本
父親たちの星条旗
「父親たちの星条旗」評/消費される「英雄」の痛み 太平洋戦争中、アメリカ軍が日本軍以上の被害を被った唯一の戦場である硫黄島。その南端に位置する摺鉢山に、アメリカ国旗を高らかに揚げる五人の海兵隊員と一人の海軍兵士の姿を収めた一葉の写真――後にピ... 続きを読む
2006/11/08/10:37 | トラックバック (0) | 仙道勇人 ,今週の一本
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