| 10/3~4 | 第17回 福岡インディペンデント映画祭2025 | 公式サイト | 
| 10/3~9 | どまんなかアニメ映画祭 :new era @名古屋 | 公式 𝕏 | 
| 10/3~9 | 第2回 植田アニメ映画祭 @名古屋 | 公式 𝕏 | 
| 10/4 | 第10回 杉並ヒーロー映画祭 @東京 | 公式サイト | 
| 10/5 | 第8回 いぶすき映画祭 @鹿児島 | 公式サイト | 
| 10/9〜13 | 福岡アジアフィルムフェスティバル2025 | 公式サイト | 
| 10/9〜16 | 山形国際ドキュメンタリー映画祭 2025 | 公式サイト | 
| 10/11〜14 | 第17回 下北沢映画祭 | 公式サイト | 
| 10/11〜14 | 爆音映画祭 in 高崎 2024 @群馬 | 公式サイト | 
| 10/26〜11/4 | 爆音映画祭inユナイテッド・シネマ アクアシティお台場Vol.15 @東京 | 公式サイト | 
| 10/27〜11/5 | 第38回 東京国際映画祭 | 公式サイト | 
| 10/31〜11/4 | 第32回 キネコ国際映画祭 @東京 日本最大規模の子ども国際映画祭  | 
    公式サイト | 
| 10月 | 第三回 東京インディペンデント映画祭 | 公式サイト | 
| 11/1 | 第15回 知多半島映画祭 @愛知 | 公式サイト | 
| 11/6~9 | 第1回 手話のまち 東京国際ろう芸術祭 | 公式サイト | 
| 11/6~12/7 | 第20回 難民映画祭 | 公式サイト | 
| 11/7~9 | 十三下町映画祭2025 @大阪 | 公式サイト | 
| 11/15 | 横濱インディペンデント・フィルム・フェスティバル | 公式サイト | 
| 11/23~29 | NAGOYA CINEMA Week 2025 | 公式サイト | 
| 11月下旬 | 第26回 東京フィルメックス | 公式サイト | 
| 12/2~7 | 第17回 京都ヒストリカ国際映画祭 | 公式サイト | 
| 12/14 | 第13回 八王子Short Film映画祭 @東京 | 公式サイト | 
| 12月 | ふるさと映画祭 @東京 地域活性化・日本各地の各地の【ふるさと】をテーマにした映画を集め上映される映画祭  | 
    公式サイト | 
| 2/6~3/1 | 映画のまち調布 シネマフェスティバル2026 @東京 | 公式サイト | 
9/9更新
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第22回東京国際映画祭レポート/アジアの風部門――追悼ヤスミン・アフマド
Text :夏目深雪
石坂プログラミング・ディレクター(以下PD)のアジアの風は、東アジア・東南アジアだけでなく、西アジアや中東までも含むプログラミングが特徴である。東アジア・東南アジアの作品にも『旅人』(韓国、ウニー・ルコント監督、最優秀アジア映画賞受賞)、『青い館』(シンガポール、グレン・ゴーイ監督)、『チャンスをつかめ』(インド、ゾーヤー・アクタル監督)などの佳作があったものの、なかなか日本で観る機会がないトルコやイスラエルの映画にも収穫があった。... 続きを読む
2009/11/02/00:24 | トラックバック (0)
第22回東京国際映画祭レポート/コンペティション部門――物語を越えて
Text :夏目深雪
恒例の東京国際映画祭(以下TIFF)だが、今年はラインナップが出た段階で、コンペが「物語」というテーマを打ち出したのと、アジアの風部門の充実に注目した。いずれにせよ会期中だけでは全作品はもちろん、その半分を観るのも難しいが、今年はコンペ作品のみならずTIFFの特色の一つである、本数からいうと最大(38プログラム)であるアジアの風部門の作品もできる限り観ることを目標とした。... 続きを読む
2009/11/02/00:23 | トラックバック (0)
第22回東京国際映画祭レポート/TIFF2009コンペティション15本斬り!【4/4】
Text :古川徹
『ストーリーズ』 倦怠期を迎えた主婦ロサリオは、実体のない不安に襲われ不眠症に悩んでいる。彼女がカウンセリングと創作活動により、過去のトラウマから開放され再生する姿を繊細な筆致で綴る。観る側にも痛みを強いる映画である。映画が始まると、まず激しい画面の揺れが目に付く。手持ちカメラがなりふり構わず被写体を追う。フォーカスがズレても、カメラは愚直なまでに被写体の内面に切り込もうとする。冒頭のカウンセリングの場面で、人... 続きを読む
2009/11/02/00:18 | トラックバック (0)
第22回東京国際映画祭レポート/TIFF2009コンペティション15本斬り!【3/4】
Text :古川徹
『ロード、ムービー』 文字通り“ロード・ムービー”だが、野外の映画館というもう一つの意味が含まれた異色のインド映画である。主人公ヴィシュヌは、父と共にベタなキャッチコピーを連呼してヘアオイルを売りさばく仕事に嫌気がさしていた。そんな空虚な現実から逃げるために廃車直前のトラックを博物館に届ける役目を買って出る。そのトラックの荷台には映写設備と映画のフィルムが積まれていた。かくして、映画という夢を載せた旅が始まる。旅のきっか... 続きを読む
2009/11/02/00:17 | トラックバック (0)
第22回東京国際映画祭レポート/TIFF2009コンペティション15本斬り!【2/4】
Text :古川徹
『エイト・タイムズ・アップ』最優秀女優賞(ジュリー・ガイエ)受賞 今や不況や失業といった問題が世界中の映画に暗い影を落としているが、フランスも例外ではない。離婚歴あり、家賃も払えず職探しに奔走する女性エルザ。資格もなく、英語が苦手な彼女に世間の風は冷たい。アパートの隣人マチューもまた同じ境遇であり、次第に二人の心は共鳴し、惹かれ合う。シリアスなテーマを扱っているが、その語り口は軽妙でコミカルでである。やがて二人と... 続きを読む
2009/11/02/00:16 | トラックバック (0)
第22回東京国際映画祭レポート/TIFF2009コンペティション15本斬り!【1/4】
Text :古川徹
初めて東京国際映画祭(以下、TIFF)を体験したのは1987年だった。それ以来、数々の幸福な映画体験を筆者に提供してくれたTIFFは今回で22回目を迎える。かつては、TIFF=Bunkamuraというイメージが定着していたが、この数年で段階的に渋谷から六本木への移行が進み、いよいよ今年はBunkamuraを撤退し、TOHOシネマズ六本木ヒルズとシネマート六本木が会場となった。Bunkamura内のオーチャードホールにしても、シアターコクーンに... 続きを読む
2009/11/02/00:15 | トラックバック (0)
ドイツ映画祭2009レポート/高い精神性の実現
Text :夏目深雪
昨年度のドイツ映画祭で上映された『HANAMI』(ドリス・デリエ監督)は衝撃的であった。小津の『東京物語』をベースしたようなプロットで、親と子の断絶、異国への憧れなどを過不足なく描きながら、最後に老父が富士山の前で踊るシーンの、生者/死者、男性/女性の二項対立を、軽々とというよりは、まさにその袖の一振り一振りで、「塗り替えていく」ような踊り。自分は自分でしかなく、死者は蘇らないので、老父は妻のしたかった格好(白塗り... 続きを読む
2009/10/28/05:33 | トラックバック (0)
第4回UNHCR難民映画祭レポート/「彼らの世界」と「私たちの世界」3/3
Text :夏目深雪
5日目:10/8(木)、映画祭最終日は、北上する台風に気を揉まされたが、午後にはすっかり晴れ間が広がった。まず、5月から全国各地で上映を行っている、土井敏邦監督のドキュメンタリー『沈黙を破る』から。映画は2002年春、イスラエル軍のバラータ難民キャンプ包囲とジェニン難民キャンプ侵攻によって破壊と殺戮にさらされるパレスチナの人々を描きながら、同時にイスラエル軍の元兵士たちが自分たちの加害行動を告白する「沈黙を破る」という... 続きを読む
2009/10/12/18:42 | トラックバック (0)
第4回UNHCR難民映画祭レポート/「彼らの世界」と「私たちの世界」2/3
Text :夏目深雪
2日目:10/3(土)、それぞれ異なる事情で旧ユーゴスラビアからスイスに逃れてきた3人の女性を描いたアンドレア・スタカ監督の『クロスロード』から鑑賞。2006年ロカルノ国際映画祭で金豹賞(グランプリ)を受賞している。泊まる場所もない難民の若い女と、移民としてスイスに来て苦労して店を経営するまでになったものの孤独な中年女性との心の交流を描く。若い女は白血病を患っていて、その絶望から賭博にのめり込む。「難民」というテーマよりは、... 続きを読む
2009/10/12/18:38 | トラックバック (0)
第4回UNHCR難民映画祭レポート/「彼らの世界」と「私たちの世界」1/3
Text :夏目深雪
国連難民高等弁務官駐日事務所(UNCHR)が主催する難民映画祭では難民を描いた20本ものアニメやドキュメンタリーを含む作品が上映され、入場料は無料の代わりに寄付が募られる。だが、寄付、チャリティー、恵まれない人へのボランティアといった行為は、日本で一体どのくらい定着しているのだろうか。2000年に入ってから世相は不況を反映してか保守的・内向きになったと言われ、しかも2009年は2008年に起きたリーマン・ショックの余波で... 続きを読む
