「く」から始まる作品

ぐるりのこと。

『相互理解の不可能性が生み出す悲喜劇』 / (ネタバレの可能性あり)ゲイカップルの前に突然現れた独身女が引き起こす騒動を描いた「ハッシュ!」(02)が、内外で高い評価を得た橋口亮輔監督の6年ぶり新作である。前作では"家族"がメインテーマに据えられていたが、本作では超が付くほど几帳面でしっかり者の妻・翔子(木村多江)と"ずぼら"を絵に描いたような頼りない夫・カナオ(リリー・フランキー)という、性格が...  続きを読む

2008/07/03/17:35 | トラックバック (3) | 仙道勇人 ,「く」行作品 ,話題作チェック

グッド・シェパード

孤独なスパイの悲劇的な半生を描く、壮大なエスピオナージュ / 1961年4月17日、アメリカ政府によって極秘裏に組織された亡命キューバ人グループが、キューバのピッグス湾に上陸、その2年前にキューバに共産主義政権を打ち立てたフィデル・カストロの軍隊の殲滅に向かう。だが...  続きを読む

2007/10/23/20:51 | トラックバック (1) | 膳場岳人 ,「く」行作品 ,今週の一本

グラン・トリノ

『クリント・イーストウッドが訴える、米国のあるべき姿とは?』 / (結末のネタバレあり!)クリント・イーストウッドという人は、才能が枯渇することを知らないのだろうか?21世紀に入ってからも、『ミスティック・リバー』(03)、『ミリオンダラー・ベイビー』(04)、『硫黄島からの手紙』(06)、『チェンジリング』(08)などの名作を世に送り出し、その手腕にはいつも感服していたが、4年ぶりに監督・主演を務めた新作『グラン・トリノ』(08)でもその期待を裏切ることはない。...  続きを読む

2009/05/19/12:26 | トラックバック (8) | 「く」行作品 ,富田優子 ,話題作チェック

グーグーだって猫である

『犬童監督らしさが発揮されたゆえの残念作』 / 個人的に、犬童一心監督の「ジョゼと虎と魚たち」(03)がとても好きで、大島弓子の漫画が好きだ。なので、著者である大島弓子自身と飼い猫たちとの生活を描くエッセイ漫画『グーグーだって猫である』を犬童監督が映画化すると聞いて、一瞬喜んだ。...  続きを読む

2008/10/16/13:01 | トラックバック (0) | 「く」行作品 ,寺本麻衣子 ,話題作チェック

フランス映画祭2010レポート/ビガー・ザン・ライフ(人生より大きく)

『ビガー・ザン・ライフ(人生より大きく)』 / 今年で18回目を迎えたフランス映画祭。横浜から六本木に場所を移動し、開催時期も変わりながらも、優れたフランス映画を日本に紹介し続けてきたことに変わりはない。特に昨今の映画の受容の問題として、2000年代後半からいよいよ洋画よりも邦画の興行収入の方が上回るという傾向が顕著になっている。「アート系映画の危機」が叫ばれることが多い状況のなか、アート系映画の配給会社の倒産のニ...  続きを読む

2010/04/02/17:41 | トラックバック (0) | 「あ」行作品 ,「く」行作品 ,「し」行作品 ,夏目深雪 ,映画祭情報

レビュー:『グローリー/明日への行進』 (エヴァ・デュヴァネイ監督)/6月19日公開

『過去と現在、そして未来を繋ぐドラマ。』Text By 岸豊 / 公民権運動の英雄として知られるキング牧師は、1968年の4月4日に暗殺された。世界中が悲しみにくれた彼の死から今年で47年になるが、意外なことに、キング牧師を主人公とする映画が製作されたことは今まで一度もなか...  続きを読む

2015/06/11/17:59 | トラックバック (1) | 「く」行作品 ,岸豊 ,レビュー

レビュー:クリーン

『自分本位の母親に“Clean”な未来はあるのか?』 / 本作におけるヒロイン役のマギー・チャンの熱演は、第57回カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞も納得ものだし、ヒロインの義父を演じたニック・ノルティの深みのある演技も一見の価値がある。ヒロインの息子役のジェームズ・デニスはまるで天使のように愛らしい。だが本作を観ているうちに、どうしてもある事件を連想せずにはいられなかった。連日のように報道されている某女優とその夫による薬物...  続きを読む

2009/09/27/14:16 | トラックバック (2) | 「く」行作品 ,富田優子 ,話題作チェック

レビュー:クロッシング

『見ることのできない風景のために』 / 映画はそもそも昔から、あらゆる風景を貪欲に、無節操に消費し続けてきたメディアである。ひとまず、いささか大げさにこう宣言してはみたものの、携帯電話で撮られた動画が即座にYouTubeにアップされるこのご時世に、この一文がいかほどの意味を持つのかは分からない。さらに言うなら、わたしたちはこの、携帯で撮られた映像がうんぬんというクリシェに、すでに飽き飽きしている。しかし、この映画に描かれ...  続きを読む

2010/04/23/11:49 | トラックバック (4) | 「く」行作品 ,鈴木並木 ,話題作チェック

レビュー:空気人形

『孤独と孤独がよりあうとき』 / 正直申し上げれば、筆者はこれまで是枝裕和監督の作品が苦手であった。手抜かりなく丁寧につくられてはいるが、頻出する象徴主義的なショット、思わせぶりな台詞がどうも鼻について。というより、おそらくそれは、描こうとしているテーマと映画技法とのアンバランスさがもたらす印象だったのだろう。なぜなら『空気人形』では、これまで筆者が敬遠していたそのような象徴主義的な技法が、作品のテーマときわめて奇跡的に...  続きを読む

2009/09/25/14:40 | トラックバック (6) | 「く」行作品 ,佐野亨 ,今週の一本

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